髪のうねりはなぜ起こる?クセ毛と直毛の髪質の違いとは

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クセ毛による髪の毛のうねりや、直毛ならではの扱いの難しさ…。 それぞれの髪質によるお悩みは何かしらあるはず。
この記事では髪の毛のクセが生じるメカニズムやそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。 クセ毛や直毛の髪の扱いにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

直毛とは

直毛は、髪の毛一本一本にうねりが無く、根元からまっすぐ下に向かって生えている髪のことを言います。
直毛は断面を見てみると、ほぼ円形になっています。髪の毛がなめらかなので光が均等に反射し、全体的に髪のツヤが出やすくなります。
1本1本が比較的しっかりとしてコシがあり、まっすぐなためにブラッシングがしやすいです。 髪の内部構造体である「コルテックス」が均一に並んでいるためまっすぐな形状になります。
直毛は比較的髪がしっかりとした印象がありますが、まれに軟毛でも直毛の場合もあります。

クセ毛とは

クセ毛は、直毛とは違い、髪に癖が出ることでハネやうねりが生じている髪質です。 形状は螺旋状やウェーブ状、波状の緩やかなカールから強い巻き髪までさまざまで、これらを総称してクセ毛と呼びます。
クセ毛の断面は楕円形から不規則な形状をしています。クセ毛は2種類のコルテックスの配置に偏りがあり、うねりが生じています。
このコルテックスには水分を含みやすいものと含みにくいものがあり、そのバランスにばらつきがあることから湿度が上がったり濡れたりするとうねり具合が変化します。 クセの強さには個人差があり、形状もさまざまです。比較的弾力性が高く、厚みやボリュームが感じられます。
うねりやクセが強いとお手入れが複雑で、朝のスタイリングでまとめるのが難しい場合があります。
先天的なクセ毛の要因は遺伝の影響が大きいですが、パーマやカラーなどの外的ダメージによりうねりが生じることも。 また、ヘアケアやヘアスタイリングの習慣がクセの形成に影響を与えることもあります。

髪は年齢・性別・遺伝などさまざまな要素が影響し、クセや密度弾力などは個人差

髪の毛の特徴はさまざまな要素が複雑に絡みあい、そのときどきによって変化することもあります。
「クセ毛」ひとつでも種類がいくつかあり、髪の性質によりうねり方も異なります。
例えば、毛の形状による違いとして直毛の断面は正円状に近いです。 一方で日本人に多いと言われる波状毛は断面が楕円形であるため毛髪に捻れが生じます。
毛髪の形状は直毛、波状毛縮毛(毬状毛)が代表的で、アジア系人種では直毛か波状毛がほとんどです。ヨーロッパ系人種でもアジア系同様、直毛と波状毛が見られます。 アフリカ系人種では縮毛(毬状毛)が見られます。
毛髪の形態や太さは、その毛髪を支えている毛乳頭細胞の数によって決まると考えられています。

直毛のメリット・デメリット

直毛は一見クセがなくまとまりやすいので、日本では直毛が良いとされる場合もありますが、直毛にもさまざまなメリットとデメリットがあります。 以下に直毛の特性に基づく主なメリットとデメリットを調査した情報をまとめました。

直毛のメリット

まとまりやすいのでお手入れがしやすい

直毛はまっすぐな形状をしているため、まとまりやすく扱いやすいです。 ストレートな形状のため、ブラッシングやスタイリングがしやすく、ヘアスタイルを簡単にキープすることができます。
また、直毛はクセ毛と比べて広がりにくいため、ブラシやコームで髪がすぐにまとまります。 この扱いやすさやスタイリングのしやすさは直毛の大きなメリットと言えます。

なめらかな質感

直毛は断面がほぼ円形で、外光が均等に反射されるため、髪全体がなめらかでツヤのある見た目をしていて健やかな印象を受けます。 ハリやコシがあり、清潔感も出やすい傾向にあります。

直毛のデメリット

ボリュームが出にくい

直毛はまっすぐで下(毛先)に重みがかかりやすいため、ボリューム感が出にくく、髪全体がぺしゃんこに見えることがあります。

アレンジがしにくい

直毛はパーマやアイロンでカールがかかりにくいため、アレンジがしにくい傾向にあります。 特にカールアレンジのヘアスタイルはカールがすぐに取れてしまうので崩れやすいです。
また、直毛はまとまりが良い一方で、スタイリング剤に頼ることなくキープするのが難しいため、ワックスやオイルなどのヘアケア製品を必要とする場合が多いです。

クセ毛のメリット・デメリット

一方でクセ毛にも、独自のメリットとデメリットはあります。以下にクセ毛の特性に基づく主なメリットとデメリットをまとめました。

クセ毛のメリット

ボリューム感を演出しやすい

クセ毛には自然にウェーブやカールがあるため、ヘアスタイルに自然なボリューム感を演出することができます。

カールを活かしたスタイリングがおしゃれ

クセ毛は天然のカールがあるため、そのままのスタイルでも独自の魅力があります。 カールを活かして個性的なヘアスタイルを楽しむこともできます。
また、クセ毛は自然なウェーブ感は、スタイリング剤を使わなくても簡単にヘアスタイルをキープできることもあります。

柔らかな質感

クセ毛は独自の柔らかい質感があり、髪全体に自然な動きを与えます。 クセの出方によって独自の個性を演出でき、これを活かしてオリジナルで個性的なスタイルを演出できます。

クセ毛のデメリット

広がりやすくまとまりにくい

クセ毛は湿気や乾燥に敏感で、広がりやすいです。 また、クセ毛の自然なカールやウェーブ感はまとまりにくく、扱いが難しいこともあります。

ダメージが目立ちやすい

クセ毛はウェーブにより細くなっている部分もあるため、ダメージが目立ちやすいというデメリットがあります。また、光の反射の仕方が不規則で、ツヤ感も出づらいです。

クセ毛と直毛のチェック方法

クセ毛と直毛を簡単にセルフチェックできる方法があります。中でもクセ毛と直毛の主な特徴を確認することができるセルフチェック方法をいくつかご紹介します。

素の髪の形状・状態をチェック

スタイリング剤やヘアドライヤーなどを使用せず、何もしていない自然な髪の形状・状態を確認します。
クセ毛は何もしなくてもウェーブやカールなどの形状が出やすいです。 髪がまっすぐであれば直毛の可能性が高いでしょう。

湿気の影響を確認

髪が湿気や雨で広がりやすい場合、クセ毛の可能性があります。 湿気によってはカールが強調されることもあります。
髪の自然な状態や湿気の影響を観察することで、クセ毛と直毛の傾向を把握することができます。 わかりにくい場合や、後ろ姿などは自分で確認するのは難しいので、プロの美容師に相談することも一つの方法です。

直毛・クセ毛に惑わされない。健康的な髪はどのような髪?

健康的な髪質なら直毛やクセ毛どちらであっても「美しくきれいな髪」とした印象付けることができるでしょう。
髪質のタイプよりも、髪の健康が見た目の印象を左右する場合もあります。 健康的な髪は、見た目や触り心地だけでなく、内部も含めて総合的に健やかな状態を言います。
以下で健康的な髪の特徴をご紹介します。

ハリやコシがありツヤやかな外観

健康的な髪は、適切な水分と栄養を保持しているため、ツヤがありなめらかな外観を持ちます。 手触りがなめらかでしなやかさのある髪は、適切な水分と油分のバランスが保たれているサインです。

適度な弾力性があり、枝毛や切れ毛がない

適度な弾力性がある髪はダメージも少なく、健康的な状態であると言えます。 弾力があり、枝毛や切れ毛も少ない髪は内部に十分な水分や栄養分を含んでいます。

頭皮が健康

健康な髪は、健康な頭皮から生えています。頭皮は清潔で適切な保湿を受けていることが重要です。
髪の健康は適切な水分と栄養を受けることで、髪の内部のコルテックスが補修され、強度と柔軟性が維持されます。 キューティクルが正常に機能し、外部からの刺激に対して強い状態を作り出します。

クセ毛をできるだけ改善したい!対策は?

クセ毛は水分や湿度に大きく影響を受けます。比較的乾燥しやすくパサつきやすいのもクセ毛の特徴です。
クセ毛を改善するためには、セルフケアと美容室での専門的なケアの組み合わせが効果的です。 クセ毛を少しでも改善するためのアプローチをご紹介します。

セルフケア

クセ毛に合った保湿効果のあるシャンプーやコンディショナーを選びましょう。 うるおいを与え、まとまりやすくします。水分が充足していると湿度の影響もマイルドになるでしょう。
また、ブローの際はドライヤーは低温で優しく乾かします。 強い風や高温のドライヤーは水分の蒸散を助長し、よりクセが強くなる要因にもなります。
ブローの際はヘアオイルを毛先に軽くなじませ、熱ダメージから水分の蒸散を防ぎましょう。 また、オイルを活用することでまとまりやすさを向上させます。
パサつきを抑えてキューティクルを保護するには寝具の種類も検討したいところ。 枕カバーに摩擦が生じないように心掛けます。サテンやシルク素材の枕カバーを使用すると摩擦が軽減されます。

サロンケア

セルフケアでは「クセに対して悪化させないケア」がメインになります。 クセを感じさせない見た目に仕上げるにはプロの力に頼るのが近道です。
美容室でのパーマや縮毛矯正などの施術を検討すると、クセを緩和しより直毛に近い髪に整えることができます。 専門的なトリートメントやヘッドスパで髪に栄養を与えることで、ダメージによるクセ毛を整えることができます。
また、美容室でクセ毛を抑えたり、クセを上手に活かすプロのカットを受けることで、クセの強さを緩和したり、よりおしゃれな印象を得ることもできます。
美容師に髪型のスタイリングやヘアケアについてアドバイスを求めると、クセ毛を上手に扱う方法も学べます。 自分の髪の毛の活かし方や扱い方を知るには、プロの意見を取り入れることも有効です。
クセ毛の改善は一朝一夕には難しいですが、定期的なケアと専門的なアドバイスを取り入れることで、髪質の向上が期待できます。

まとめ

髪質には直毛とクセ毛があり、それぞれメリットとデメリットが存在します。
直毛はまっすぐでまとまりやすく、なめらかな質感が特徴。 一方、クセ毛は自然なウェーブやカールがあり、ボリューム感や柔らかな質感があります。
個人の髪質は遺伝や外部環境の影響を受け、改善にはセルフケアと美容室での専門的なケアが効果的です。 直毛とクセ毛の特徴を理解し、適切なケアを行うことでさらに健康的で魅力的な髪を目指しましょう。