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薄毛に効く治療薬と副作用は?薄毛の原因と症状をご紹介

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薄毛に効く治療薬と副作用
薄毛改善のために治療薬を使ってみたいと思いつつも、副作用が怖い……という方も多いはずです。まずはご自分がどのような薄毛なのか、その原因や症状を確認してみてから治療薬の使用を検討してみてはいかがでしょうか。今回は医学的に薄毛に効くとされる治療薬とその副作用、そして薄毛の原因・症状などについてご紹介します。

薄毛の原因は?

薄毛の原因には次のようなものがあります。

生活習慣によるもの

乱れた生活習慣は薄毛の代表的な原因の1つ。食生活の乱れや睡眠不足など、不規則な生活を送ることでホルモンバランスが崩れたり、髪の成長に必要な栄養素が不足したりします。 また、日々のストレスも薄毛の要因になると考えられています。強い心理的なダメージを抱えていると血管が収縮しやすくなり、頭皮の血行が悪くなる可能性があるためです。 薄毛対策をするのであれば、生活習慣の見直しから始めてはいかがでしょうか。

男性型脱毛症によるもの

男性の薄毛の主な原因は、男性型脱毛症(AGA)だといわれています。5αリダクターゼという酵素が男性ホルモンであるテストステロンを、悪性のジヒドロテストステロン(DHT)に変質させてしまい、毛髪に悪影響を与えて髪の成長を妨げるというメカニズムです。また、AGAは遺伝による影響も大きいと考えられています。

女性男性型脱毛症によるもの

AGAだけでなく、FAGA(女性男性型脱毛症)というものもあります。ホルモンバランスが崩れてしまい男性ホルモンが増え、女性でもAGAのような薄毛症状を引き起こすのです。
FAGAは閉経前後など、ホルモンバランスに乱れがでる時期に多く発症します。ただ、年齢には個人差があり、20代30代の若い女性でも発症する可能性は否定できません。

男性の場合になりやすい症状

男性の薄毛でよくみられる症状、特徴についてご紹介します。

徐々に進行していく

男性型脱毛症は進行形の脱毛症で、徐々に髪が薄くなっていくため、一気に抜け落ちるということはほとんどありません。年齢的には30代から症状が出始め、40代50代と脱毛が進行していくパターンが多く見られます。
ただし近年では、10代20代の若い世代でもAGAと思われる薄毛症状が出ているケースもあります。気になる方は、早い段階で対策・治療をすることで薄毛を改善しやすくなるでしょう。

頭頂部や額が薄くなっていく

頭頂部や額が薄くなっていく 頭頂部や額に薄毛症状が出ることが、AGA特有の薄毛症状です。いわゆるカッパ薄毛やM字薄毛といわれる状態は、男性型脱毛症の可能性が高いと考えられます。
頭頂部や額は男性ホルモンの影響が強い部位、つまりDHTの悪影響を受けやすいため、このように特徴的な薄毛症状が出てしまうのです。これらの部位が目立って薄毛になっているのであれば、AGA治療を視野に入れてみてください。

女性の場合になりやすい症状

女性の薄毛ではどのような症状がみられるのかをご紹介します。

びまん性脱毛症になりやすい

びまん性脱毛症になりやすい
男性のAGAと違って、FAGAではびまん性脱毛症=満遍なく薄毛症状になることがほとんどです。特定の場所が薄くなったわけではなく、髪全体のボリュームがなくなってしまうのが女性の薄毛の特徴といえます。

ホルモンバランスの乱れにより起こる薄毛症状

女性はさまざまな要因により、ホルモンバランスが崩れやすいもの。
例えば、妊娠出産によって分娩後脱毛症という薄毛症状が出る方も少なくありません。産後にエストロゲンが減少し、さらに胎児の成長や授乳によって栄養が不足しがちなことから髪が抜けやすい状態になるのです。 また、過度なダイエットによってホルモンバランスが乱れ、一時的な薄毛症状を発症する場合もあります。

牽引性脱毛症も女性に多い症状

牽引性脱毛症も女性に多い症状 髪の長い女性の場合、家事や仕事をするときにゴムなどで髪をひとまとめにすることも多いでしょう。何気ないことですが、髪を強く引っ張ることで頭皮に負担がかかり、脱毛症になることもあります。
もちろん髪は簡単に抜けることはありませんが、疲れやストレスがたまっていたり、長時間引っぱり続けたりしてしまうと脱毛につながる恐れもあるでしょう。牽引性脱毛症は女性に多い薄毛症状といえます。

薄毛に効く治療薬は?

原因や男女それぞれの症状を知ったところで、薄毛に効く治療薬についても見ていきましょう。

悪玉男性ホルモンを抑制する「プロペシア」

悪玉男性ホルモンを抑制する「プロペシア」 プロペシアはAGA治療薬の代表的な薬です。5αリダクターゼの働きを阻害し、脱毛の原因となるDHT=悪玉男性ホルモンの生成を抑制することで抜け毛を予防します。
プロペシアを継続して服用すれば、育成途中の毛髪が抜けにくくなるため、ヘアサイクルが正常化されて次第に髪のボリュームも元に戻っていくでしょう。
2015年にはプロペシアのジェネリック医薬品も処方されるようになり、以前よりも気軽にAGA治療ができるようになりました。薄毛治療薬を試したいという方は、ぜひ試してみてください。

プロペシア以上の効果が期待されるザガーロ

AGAの治療薬といえばプロペシアが第一線でしたが、近年ではザガーロという薬が注目を集めています。
プロペシアの場合は「AGAの進行遅延」が期待できますが、ザガーロは「男性型脱毛症」に対して効果的だとされています。文字ではほんの少しの違いですが、これは大きな違いなのです。
プロペシアはヘアサイクルを整えることが特徴である一方で、ザガーロは強く発毛させることを重視しています。実際に、臨床試験では発毛効果がプロペシアの1.6倍あるという報告もあるほど。
このように発毛効果が期待されているザガーロですが、価格的にはやや高い設定となっています。新しいAGA治療薬なのでジェネリック品もないのが現状です。それでも試してみる価値はあるため、気になる方はチェックしてみてください。

発毛効果が期待できるミノキシジル

ミノキシジルには、毛母細胞を活性化させて髪の成長を促す効果が期待できます。また、頭皮の血行を促進させることで、毛髪に栄養を送り届けやすくすることも特徴の1つ。
DHTを抑制しヘアサイクルを整え、発毛促進して強い髪を生み出すことができるため、プロペシアとの併用によってより効果的な薄毛改善が行うことができるとされています。薄毛治療をするのであれば、ぜひ両方試してみてください。

ノコギリヤシ

ノコギリヤシはAGA治療に効果が期待できると、近年注目されている栄養素です。ノコギリのような葉を持つヤシで、果実はハーブとして使われています。もともと前立腺肥大の予防・改善に効果的とされ、AGA対策にもつながると近年いわれるようになってきました。
具体的には、5αリダクターゼに働きかけ、抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成を阻害するといった効果が期待されています。 ただし、ノコギリヤシは飲みすぎてしまうと頭痛・下痢・便秘・吐き気などの副作用の恐れがあります。とはいえ、サプリメントの説明に書かれている規定量以上を摂取しなければ特に気にする必要はありません。副作用自体も医薬品に比べたらかなり限定的であるといえるでしょう。 お値段もそれほど高くないのでAGAサプリとして試してみる価値はありそうです。

薄毛治療薬の副作用

薄毛治療薬にはいずれも副作用があります。

プロペシア/ザガーロ

これらの治療薬は男性ホルモンの抑制ということから、性欲の減退などが起こる可能性があります。割合としては、プロペシアの場合は1%程度でザガーロは4%程度ですので、ほとんど発症することはありませんが、服用の際には頭に入れておくと良さそうです。
また、その他の処方薬同様に下痢や吐き気などの軽い副作用がある場合もあります。

ミノキシジル

ミノキシジル ミノキシジルでよくいわれる副作用が頭皮のかゆみです。その他動悸や不整脈、身体のむくみ、しびれ、さらにプロペシアなどと同様に性欲減退といった副作用が起きる場合もあります。
用法用量を守っていれば重い副作用は起きにくいものですが、もし違和感があるようでしたら医師に相談してみましょう。

おわりに

薄毛治療において、薬の服用は有効な手段の1つです。ただし、薄毛の症状や状態によって適切な対策は異なるため、まずは自分がどのような原因で薄毛になったのか、またどんな症状があるのかを理解しておきましょう。それらを踏まえた上で医師に相談すれば、スムーズに治療を進められるはずです。
治療薬についても、実際に医師から効果や副作用について説明を受けて納得した上で使用してください。