薄毛

【脱毛症の種類】生え際だけじゃない?薄毛のタイプとなりやすい部位をご紹介

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脱毛症の種類
脱毛症と一括りにしてもさまざまなタイプの脱毛症があり、抜け方や抜け毛が起こる部位などからいくつかの種類に分けられます。薄毛に悩んでいる方も、自分がどの脱毛症なのかが分かれば、適切な対策が取りやすいでしょう。そこでここでは、薄毛にはどのようなタイプがあるのか、また薄毛になりやすい部位はどこなのかなどについてご紹介します。

薄毛・抜け毛のタイプを確認!

薄毛・抜け毛には多くの症状がありますが、原因や症状の内容によって大きく2タイプに分かれます。

一時性脱毛

ホルモンバランスの乱れや皮脂分泌の異常、ストレスなどにより一時的に起こる脱毛症のことです。
代表的な一時性脱毛には、以下が挙げられます。
  • ・代謝異常性脱毛…食生活やホルモンバランスの乱れが原因
  • ・粃糠(ひこう)性脱毛…フケが頭皮に与えるダメージが原因
  • ・産後脱毛…産後のホルモンバランスの乱れが原因
  • ・脂漏性脱毛…皮脂の過剰分泌による頭皮のダメージが原因

進行性脱毛

進行性脱毛は一時的なものではなく、薄毛・抜け毛が徐々に進行していく脱毛症のことです。
代表的な進行性脱毛には、AGA(男性型脱毛症)が挙げられます。AGAは、男性ホルモン・テストステロンが5αリダクターゼと結びついて、悪性の男性ホルモン・ジヒドロテストステロンを生み出してしまうことが原因だといわれています。

なぜ生え際や頭頂部は髪が抜けやすいのか

薄毛と聞けば、生え際や頭頂部をイメージする方が多いかもしれません。実際に生え際・頭頂部は薄毛になりやすい部位ですが、どうしてなのでしょうか?

生え際の髪が抜けやすい理由

生え際の髪が抜けやすい理由 髪の毛の成長には、血管を通して流れてくる栄養素が欠かせません。しかし、そもそも生え際は毛細血管の分布が少ない箇所のため、他の部分に比べて栄養が行き届きにくいといえます。さらに、毛細血管は加齢に伴い減少していくため、年齢を重ねるにつれて生え際に届く栄養素も少なくなるのです。
加えて生活習慣の乱れ、睡眠不足、栄養バランスの偏りなどがあると必然的に生え際は抜け毛が起こりやすくなります。このように、生え際は毛細血管が少ないことや、減少していくことが主な原因となって薄毛になりやすいのです。

頭頂部の髪が抜けやすい理由

細胞に働きかける
頭頂部の薄毛は、生活習慣の乱れやホルモンバランスが大きく影響しています。
頭頂部はもともと男性ホルモンの分泌量が多いため、薄毛の原因となるジヒドロテストステロンが生成されやすいのです。
また、睡眠不足や脂質の多い食生活などにより皮脂の異常分泌が起こることで、頭頂部の血行不良が起こりやすいとされています。過度な飲酒や喫煙により内臓の機能が低下することでも、血行不良や栄養の滞りが起こります。
さらに、ストレスを受け続けていると睡眠不足や血流の悪化につながるため、ストレスも頭頂部の薄毛が起こる一因です。このように頭頂部は日常生活のさまざまな影響を受けやすい箇所だといえるでしょう。

髪の側頭部や後頭部が薄毛になりにくい理由

生え際や頭頂部が薄毛の人はいるけれども、側頭部や後頭部が薄毛の人はあまり見たことがない…と思う方もいるかもしれません。
側頭部や後頭部が薄毛になりにくいのは、ジヒドロテストステロンを受ける受容体である毛乳頭細胞が少ないことが大きな理由だとされています。そもそも薄毛の直接的な原因はジヒドロテストステロンなので、ジヒドロテストステロンの影響を受けにくければ薄毛にもなりにくいのです。
また、側頭部や後頭部には太い血管が多く、栄養が行き届きやすいことも薄毛になりにくい一因。このようなことから、側頭部や後頭部は毛細血管が少ない生え際や、男性ホルモンが多く分泌される頭頂部に比べて薄毛になりにくいといえるでしょう。
ただし、体質は人それぞれであり、中には側頭部に抜け毛が起こる方もいますし、後頭部の脱毛症に悩まされている方もいます。そのため、ここでご紹介したことはあくまでも一般論としてお考え下さい。

前頭部の脱毛症の種類

男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA) 代表的な脱毛症が男性型脱毛症(AGA)です。抜け毛が多い点や、頭皮が見えるほど髪が細くなる点などが特徴で、前頭部や頭頂部、こめかみの生え際などに目立った症状が見られます。
AGAは年齢によって若年性と壮年性の2種類に分けられますが、具体的な症状や原因、対策などは変わりありません。
AGAの原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンだとされています。DHTが毛乳頭細胞内で作用すると、ひげや胸毛などの体毛は伸びやすくなる一方、前頭部や頭頂部の毛髪は成長が抑制されます。つまり、薄毛になりやすくなるのです。

女性男性型脱毛症(FAGA)

女性男性型脱毛症(FAGA)
女性に見られるAGAのことをFAGAといいます。正確にはびまん性脱毛症と呼ばれる、女性特有の脱毛症です。髪の毛が細くなる、全体的にボリュームが少なくなることが特徴で、進行すると地肌が見えるほどになります。 進行の速度が緩やかな点はAGAと共通していますが、進行の仕方は異なっています。AGAが生え際や頭頂部など比較的目立つ場所から抜け毛が起こるのに対して、FAGAは局所的ではなく全体的にじんわりと薄くなってくるのです。そのため、普段から注意していないと発症に気づくのが遅れてしまいます。
FAGAは更年期の女性に多く見られる症状ですが、ストレスや栄養不足などが重なると若い年代でも発症する可能性はあります。

側頭部の脱毛症の種類

円形脱毛症

円形脱毛症 側頭部に見られる代表的な脱毛症が円形脱毛症です。年代や男女に関係なく誰にでも起こる得る脱毛症で、円形または楕円形のコインのような脱毛が特徴として挙げられます。症状がそれほど進行していない段階であれば自然に治ることも考えられますが、進行の度合いのよっては専門家の治療を受けないと改善が難しい場合もあります。
原因としては、毛周期の乱れ、ストレス、自律神経の乱れなどが考えられます。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症 牽引性とあるように、毛髪がヘアゴムなどで引っ張られることによって起こる脱毛のこと。毛髪が強い力で引っ張られると毛根にダメージを与えてしまい、結果抜け毛が起きてしまうのです。いつも同じ個所で同じような結び方をしているとダメージが蓄積し、生え際や分け目が目立つ可能性があります。
牽引性脱毛症を予防するには、髪を結ばないスタイリングにする、結び方を日々変えるなど一カ所にダメージがたまらないように工夫しましょう。

その他

普段からパソコン仕事などやスマホの利用などにより、目を酷使している方は多いでしょう。実は近年、眼精疲労が原因で側頭部に脱毛症が起こるとの報告が注目されています。目が疲れると、側頭部の毛根へ栄養が届きにくくなるため薄毛につながるとのことです。
また、レアではありますが、甲状腺の機能が低下することにより側頭部の抜け毛が増えるというケースもあります。甲状腺ホルモンは髪の成長に必要な物質の1つであるため、甲状腺異常が薄毛と結びつくのです。

おわりに

ご紹介したように、脱毛症には多くの症状や原因があり、その内容によってさまざまな種類に分けられます。一時的なものもあれば、蓄積されたダメージや習慣によって長期間にわたって起こるものもあります。
脱毛症を予防・改善するには、普段からストレス対策や生活習慣などに気を配ることが大事ですが、より正確なアプローチをしたいという方は専門家の施術を受けるのも手です。