円形脱毛症

円形脱毛症の原因は?多発化させないための予防と対策

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
00013-750×460
どの世代でも起こりやすい髪のトラブルの1つに、円形脱毛症があります。男性・女性を問わず、大人から乳児にまで起こりえる一般的な髪のトラブルです。前触れもなくコイン程度の大きさの脱毛を発見して、驚く方も少なくありません。多くの場合はしばらくすると再び髪が生えてくるのですが、やはりそれまでは心配なものです。

今回は円形脱毛症の原因や、発症した際の対策と再発の予防法をご紹介します。

円形脱毛症の原因

コイン大の大きさの脱毛が起こる円形脱毛症は、突然1カ所だけ起こることがほとんどで、これは単発型と呼ばれています。そもそも髪は頭皮にある毛根、そしてその中にある毛母体(毛母細胞と色素産制細胞)から髪が生まれます。特に毛母細胞は髪自体を、色素産制細胞は黒などの髪色を生み出す細胞になります。

しかし何らかのきっかけで毛根部分や毛母体がダメージを受け、一時的に髪を生み出せなくなった状態が円形脱毛症です。

円形脱毛症には、内分泌障害、自律神経障害などが原因と言われることもありますが、現在では主に自己免疫疾患であると指摘されています。自己免疫疾患とは、本来なら体を守るはずの免疫機能が、自分の一部を攻撃してしまう症状のことです。

円形脱毛症は多くの場合、毛根や毛母体を自分の免疫が攻撃することで脱毛が起こります。しかしほとんど一時的なものであるため、放置することでこの攻撃が収まり、再び毛根や毛母体は発毛のサイクルを始めます。

自己免疫疾患の原因

女医と頭を抱える男性 自己免疫疾患は精神的ストレスやウイルス感染や過労など、肉体的ストレスなどにより起こりやすくなるとされています。

また、その他の原因としてアレルギーの影響も指摘されています。アレルギーは外部からの異物(花粉やほこりなどのアレルゲン)に過剰反応を起こし、免疫が異物と共に一緒に自分自身を攻撃してしまう症状です。

多発型の円形脱毛症

円形脱毛症はほとんどの場合、一部分だけの単発的な症状ですが、2カ所以上できる多発型と呼ばれる円形脱毛症もあります。脱毛部がつながったり、腕やすねなど頭部以外の場所に円形脱毛が起こったりした場合は、重度の多発型円形脱毛症です。
また、珍しいことですが、頭部の髪だけがすべて抜けてしまう全頭型と言われる脱毛症に進行することもあります。

体の内側と外側から対策しよう

和食たくさんのおかず 円形脱毛症は体の栄養状態を整える、ストレスを軽減する、そして頭皮の状態を改善するなどによってリスクを減らすことは可能です。おすすめの対策・予防法は以下の通りです。

頭皮マッサージ

頭皮の状態を改善する方法として代表的なものがマッサージです。シャンプーなどをする際に、指の腹で強すぎない力でもんでください。このときに強くこすったり、爪を立てたりすると頭皮が傷つくため注意しましょう。
また、すすぎの際にシャンプーやリンス、コンディショナーを残すと頭皮に雑菌が増える原因となるため、すすぎは念入りに行うことをおすすめします。

シャンプーを変える

円形脱毛症はアレルギーとも深く関係があります。シャンプーや整髪料がアレルギーを起こしている可能性もあるため、これらを他のものや低刺激のものに切り替えるなども、対策の1つです。

食生活の改善

食生活を見直すことも、髪の健康を維持するためには大切です。髪はケラチンなどのタンパク質から主にできているため、豆腐や納豆などの大豆製品や卵などを積極的に取るように心掛けると良いでしょう。 また、ビタミンや亜鉛などのミネラルも重要な要素のため、緑黄色野菜や肉などもバランス良く食べることをおすすめします。

適度な運動

精神的・肉体的ストレスを解消するためにも積極的に運動を取り入れましょう。散歩やウォーキングなどの軽い運動はストレス解消にもなる上に、全身の血行を良くする作用があります。楽しむ程度に運動を生活に取り入れると長く続けられます。

おわりに

円形脱毛症は、毛根や毛母体が自身の免疫によって攻撃されて起こる症状です。毛根や毛母体が失われているわけではないため、免疫の攻撃が収まれば、再び髪の毛は生えてきます。

頭皮の状態や生活習慣を見直し、円形脱毛症が起こったとしても、あまり思いつめないようにして気持ちを楽にして過ごしましょう。