薄毛や抜け毛のサインかも！頭皮や髪の状態を表すチェックポイント

薄毛や抜け毛は定期的な頭皮チェックを

なぜ、定期的な頭皮や髪のチェックが重要なのでしょうか。

薄毛や抜け毛は、頭皮環境の悪化などによってもたらされ、髪が薄くなってしまうまでには何らかのサインが見られることがあります。このようなサインに早く気付くことができれば、薄毛や抜け毛の進行に対して早いうちから対策を練ることができます。

しかし、毎日当たり前のように触れている頭皮と髪をどのようにチェックすれば良いかが分からない方も多いのではないでしょうか。

薄毛のサイン、これが出たら要注意

【1】髪を引っ張っても、引っ張られている感じがしない

最初にチェックしておきたいポイントは、髪を引っ張ったときに、引っ張られている感じがするかどうかです。と言っても髪は一定周期で生え変わるため、シャンプーやブラッシング時にある程度の抜け毛が見られるのは自然なことです。

気を付けたいのは、髪の毛が引っ張ったときに、特に引っ張られている感覚がないという場合です。これは、薄毛や抜け毛が進行し始めているサインかもしれません。また、引っ張るよりも強い力、例えば髪が指に引っかかって抜けるといったときに、痛みも引っ張られている感じもしなかったら、さらに事態は深刻です。

髪の毛を頭皮から抜くときにかかる抵抗力を「髪の毛の固着力」もしくは「毛根固着力」と呼びます。髪の毛が細くなるなどの理由から髪の毛の固着力が低下すると、髪の毛は抜けやすくなります。
特に何の感覚もなく髪がスルリと抜けるということは、この固着力が低下してしまっている恐れがあります。

【2】髪の毛のコシ、ツヤ、ハリが変化している

また、髪のハリやコシに変化が出てきたときも要注意です。髪の太さ、コシ、ツヤ、ハリの具合など、今の髪の毛の状態をよく把握しておきましょう。髪の毛が次第に細くなってきたり、パサつきを感じたりするようになった場合、薄毛や抜け毛へと繫がるサインである可能性があります。

髪のコシやハリを確かめる手段として、寝癖を確認すると良いでしょう。「寝癖が以前よりつきにくくなった」「前は寝癖を直すために時間がかかったのに今はすぐに直せる」という場合は、髪の毛のハリやコシが以前よりも失われていることが考えられます。

【3】髪の毛の根元の形がいびつ、老廃物が付着している

髪や頭皮の状態を表すサインに、抜けた髪の毛の根元をチェックする方法があります。健康な髪の毛が抜けた場合、抜けた髪の毛の根元は丸みを帯びています。

一方、根元の形がいびつだったり、老廃物が付着していたりする場合は、毛穴の健康状態が損なわれている可能性があります。

これらの状態は頭皮環境を悪化させ、発毛・育毛環境を阻害する要因となる恐れがあるため、今は薄毛の症状が現れていなくても注意が必要です。

髪の状態を常にチェックし健康に保とう

薄毛のサインに気付いたら、頭皮や髪の毛を健康な状態に戻すことを考えましょう。
そのために、まず自分で簡単に始められる対策としては、頭皮と毛穴のケアと保湿、そして頭皮の血流を促すためのマッサージなどがおすすめです。

そして質の良い十分な睡眠を取ることを心掛け、食事の栄養バランスにも気を付けてください。頭皮の皮脂腺から分泌される皮脂は、体内に取り入れた栄養分が影響します。頭皮から皮脂が過剰に分泌されている場合は、頭皮や毛穴を清潔に保つよう、地肌を指の腹でマッサージするように丁寧にシャンプーを施し、油分の多い食事を控えるようにしましょう。

また、自分でできるケア以外にも専門店や理美容店でヘッドスパを受けてみたり、皮膚科医に相談してみたりするのもおすすめです。

おわりに

薄毛や抜け毛が起こる原因にはさまざまな理由が考えられますが、頭皮の環境が悪化したことで発毛環境や育毛環境が損なわれて発生する場合があります。

本格的に薄毛や抜け毛が進行してしまう前に、寝癖の状態や抜けた髪の毛の根元を見てみるなど、まずは日常の中で確認できる頭皮や髪のサインを見逃さないようにしましょう。