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薄毛・抜け毛研究所
2026.10.09
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35歳と45歳が分かれ道?「髪クライシス」を乗り越える最新セルフケア
「最近、抜け毛が増えた気がする」
「うねりがひどくなってきた」
「白髪が目立ちはじめた」
30代後半から40代にかけて、今までにはなかった髪の変化に気づく女性は少なくありません。
髪のエイジングは静かに進んでいきます。ある調査では、髪の変化を実感しはじめる平均年齢は42歳で、エイジングケアを始めるのは平均45歳という結果が出ています。このことから、変化に気づいてから実際にケアをスタートするまでに、約3年のタイムラグがあることが分かります。
この記事では、そうした「髪クライシス」が起きる理由を年代別に整理し、35歳からの「予防型ケア」と45歳からの「立て直し型ケア」に分けて解説します。
「もっと早く知りたかった」と後悔しないためにも、今の自分の年代に合ったケアを見つけてみてください。
「髪クライシス」とは?髪に何が起きているのか

参照:https://bonitas.tokyo.jp/rejuvenation
女性の髪が変化しはじめるのはいつから?


参照:https://shop.lacasta.jp/shop/pages/article-revita-research.aspx
上記データから、年齢を重ねると髪質の変化を感じる人が増えているのが分かります。特に30代後半から40代にかけては、髪が細くなる、ハリやコシが低下する、うねりやくせが気になるようになるなど、これまでとは違う変化を感じることがあります。
「髪クライシス」は、こうした年齢に伴う髪の変化が目立ち始める時期や状態を指します。
加齢に伴う髪質の変化には、さまざまな要因が関係しています。主な要因の一つとして、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が挙げられます。
エストロゲンは髪の成長や毛周期などに関わっており、加齢に伴うホルモンの変化によって、抜け毛や髪の細さ、ハリ・コシなどに影響を感じる場合があります。
こうした変化は少しずつ進むため、徐々に変化していく髪に気づかないまま過ごしていることも少なくありません。変化を実感したときには以前の状態に戻すことが難しい場合もあります。
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35歳・45歳が注目される理由
なぜ「35歳」と「45歳」が分かれ道といわれるのでしょうか。
35歳は髪のエイジングを意識し、予防的なケアを始める一つの目安とされています。この時期から適切なケアを取り入れることで、年齢に伴う髪の変化に備えることができます。
一方45歳は、「髪のエイジングケアをはじめる平均年齢」とされています。エイジングサインを実感し、ケアをし始める人が増える年齢といえるでしょう。しかしエイジングケアは変化を実感してからではなく、髪の変化が目立つ前から取り入れることが理想です。
35歳と45歳では、髪の状態や悩みに違いが出てくるため、それぞれの段階に合わせたケアを考えることが大切です。自分の髪の変化を知り、状態に合ったケアを取り入れることが「髪クライシス」に備える第一歩といえるでしょう。
年代別「髪クライシス」の症状と原因

年代ごとに現れやすい症状と、その背景にある原因を整理します。
| 年代 | 主な症状 | 主な原因 | 放置すると考えられること |
| 35〜39歳 | パサつき・うねりの増加 抜け毛が気になり始める ハリ・コシの低下 | エストロゲンの緩やかな減少 頭皮皮脂の変化 | 40代以降に髪の変化が目立つようになるケースがある |
| 40〜44歳 | ボリュームダウン 白髪が目立ち始める 頭皮の変化(たるみ等) | ホルモン減少の加速 毛包の変化(縮小) 頭皮環境の悪化 | FAGA(女性型脱毛症)抜け毛や髪のボリューム低下が気になる場合はFAGA(女性脱毛症)の可能性もあるため、専門機関への相談を検討 |
| 45歳以降 | 抜け毛の急増 髪全体の細毛化 地肌の透け感 | 更年期に伴うエストロゲンの急激な低下 相対的な男性ホルモンの増加 | 髪の変化が大きくなり、セルフケアだけでは対応が難しい場合がある |
※髪の変化には個人差があります。
35〜39歳:髪の変化に気づき始める
年齢を重ねることで生じる髪の変化は、30代後半から徐々に現れ始めます。髪のパサつきやうねりの増加、ハリ・コシの低下などを感じることがあります。
目立った薄毛や白髪がなくても、「なんとなく髪質が変わった気がする」と感じることは、エイジングの初期サインである可能性があります。「少し変わってきたかも」と感じた段階で、日々のヘアケアを見直してみるとよいでしょう。
40〜44歳:ボリュームダウン・白髪の変化が現れる時期

参照:https://shop.lacasta.jp/shop/pages/article-revita-research.aspx
髪のエイジングに関する調査では「3人に1人」が抜け毛・うねり・くせ毛の増加に悩んでいると回答。40代では「約4割の人が悩んでいる」というデータがあります。40代以降になると、ホルモンの低下が加速し、髪のうねりやボリュームダウンなど、これまでとは異なる変化を実感する人も増えてきます。

参照:https://www.wella.com/retail/jp-JP/haircolor/grayhair-report
個人差はありますが、白髪が目立ち始めたり、増加するのもこの時期です。白髪と見た目印象に関する調査では、白髪があることで見た目年齢が「約4歳高く見える」という結果も報告されています。
気になる方は、自分の髪の状態に合わせてカラーリングや毎日のヘアケアを検討してみましょう。
45歳以降:更年期による髪の変化が現れやすい時期

参照:https://www.inoue-medical-clinic.com/services/hormone.html
一般的に45~55歳の10年間は更年期を迎える人が多い時期といわれています。更年期には、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量が大きく変化します。
こうしたホルモンバランスの変化により、相対的に男性ホルモンの影響を受けやすくなります。その影響から、全体的なボリュームの低下や、髪が細く短くなりやすい傾向がみられます。
また、毛周期では休止期が長くなることで、新しい髪が生えてくるまでの期間が延び、抜け毛が目立ちやすくなることもあります。
この時期の髪の変化を「加齢だから仕方ない」とあきらめてしまうのではなく、自分の髪や頭皮の状態を見直し、適切なケアを取り入れていくことが大切です。
35歳から始める「予防型」セルフケア

35歳前後は、髪の変化を感じる前から、日々のケアを見直しておくことが大切です。
早い段階からエイジングケアの習慣を整え、予防的なケアを取り入れることで、40代・50代に現れる髪の変化に備えやすくなるでしょう。
シャンプー・トリートメントの選び方
35歳以降の頭皮・髪に向いているシャンプーの特徴は、「洗浄力が強すぎない」「保湿・補修成分が配合されている」「頭皮環境を整える成分が入っている」の3点です。
アミノ酸系やベタイン系の界面活性剤を使用したシャンプーは、洗浄力が比較的穏やかなものが多く、皮脂を取りすぎず頭皮環境を整えやすいとされています。
セラミド・ケラチン・ヒアルロン酸などの保湿・補修成分が配合されたトリートメントを組み合わせることで、髪の乾燥を防ぎ、内部から水分と栄養を補うことが期待できます。
毎日使うものだからこそ、成分にこだわった質の高いシャンプーを選ぶ「投資ケア」の発想は、将来の髪や頭皮のことを考えたケアの一つといえるでしょう。
頭皮ケア|頭皮環境を整える
髪の状態は、毛根を支える頭皮環境の影響を大きく受けます。
30代後半頃からは、ホルモンバランスの変化によって皮脂分泌や頭皮の血行が変化しやすくなり、髪質にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、健やかな髪を保つためには、毎日のヘアケアに加えて頭皮ケアにも目を向けることが大切です。
シャンプー前のブラッシングや、指の腹を使った頭皮マッサージを取り入れるのもよいでしょう。シャンプー後は頭皮を半乾きのまま放置しないようにしましょう。濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすく、頭皮環境の悪化につながる可能性があります。
食事・睡眠・ストレスが髪の健康に関わる

参照:https://www.neurospace.jp/blog/skincare
髪の主成分はケラチンというタンパク質です。
そのため、肉や魚、卵、大豆製品などから十分なタンパク質を摂取することは、健やかな髪を保つための基本となります。また、鉄や亜鉛、マグネシウムなどのミネラルも健やかな髪を保つために重要な栄養素とされています。
睡眠も、髪の健康を支える重要な要素の一つです。成長ホルモンは深い睡眠中に多く分泌されるため、質の高い睡眠は髪の成長をサポートすると考えられています。一方で、睡眠不足や生活リズムの乱れは毛周期に影響を及ぼし、健やかな髪の成長を妨げる可能性があります。
また、ストレスにも注意が必要です。過度なストレスは交感神経が優位になり、血管が収縮し、頭皮への血流が低下する可能性があります。
ハーバード大学のマウスを用いた研究では、ストレスによって放出されるノルアドレナリンが髪の色素を作る幹細胞に影響を与え、白毛化を促す可能性が示されています。ストレスとの上手な付き合い方を心がけることも、健やかな髪を維持するための大切なポイントといえるでしょう。
45歳から始める「立て直し型」セルフケア

45歳以降は、すでに現れている髪の変化に対応しながら、無理に若い頃の髪を目指すのではなく、今の状態に合ったケアへ見直していくことがポイントになります。
エイジング(状態に合わせた)ケアに切り替え
「40代以降の髪は傷みやすいので、ブリーチや縮毛矯正は控えるのが無難」と話す専門医もいます。45歳以降になると髪そのものが脆くなり、ケミカル施術によるダメージリスクも高まりやすくなります。
白髪染めを頻繁に繰り返すことも髪や頭皮への負担になるため、「間の期間はカラートリートメントやヘアマニキュアで対応する」といった使い分けも選択肢の一つです。また、トリートメントやヘアマスクを日常的に取り入れることも髪の見た目を整えるコンディションを整えるケアにつながります。
スタイリング剤も、ドライな質感のものだけでなく、油分を含むオイルやバームを選ぶことで、パサつきやすい髪にツヤとまとまりを与えやすくなります。
抜け毛・薄毛への対処——セルフケアの限界と専門家への相談の目安
45歳以降に抜け毛や薄毛が気になり始めた場合、セルフケアだけでの対処には限界があることもあります。
「特定の部位だけ薄くなっている」
「以前より明らかに毛が細くなった」
「地肌が透けてきた」
という場合は、FAGA(女性型脱毛症)の可能性もあります。
セルフケアでの改善が難しく、症状によっては早めに皮膚科や女性専門の発毛クリニックへ相談することを検討しましょう。
医療機関では症状に応じて市販品とは異なる治療が提案されることがあります。気になる症状がある場合は、自己判断はせず、早めに専門家へ相談しましょう。
白髪対策|隠す・染める・活かす選択肢
「白髪があると老けて見える」という調査結果から、白髪への対処が見た目の印象に大きく影響することがわかります。一方で、白髪染めを頻繁に繰り返すことは髪・頭皮への負担になる場合があります。選択肢を整理すると以下の通りです。
| アプローチ | 特徴・メリット | 注意点 |
| ヘアカラー(白髪染め) | しっかり染まり、持続性が高い | 頻繁な施術はダメージの蓄積につながることも。頭皮への刺激に注意 |
| カラートリートメント・ヘアマニキュア | 髪への負担が少なく、ケアしながら染められる | 色の定着が弱く、こまめなケアが必要 |
| グレイヘア(活かす) | ダメージがなく、白髪を個性として楽しめる | 移行期間の扱いにくさや、印象の変化に慣れるまで時間がかかる |
白髪との向き合い方に「正解」はありません。自分のライフスタイルや髪のコンディションを考慮しながら、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。
年代問わず今日からできる|最新セルフケア5選

年代に関わらず、今日から取り組める基本的なケア習慣を整理します。
| ケア習慣 | やり方・ポイント | 期待できる効果 |
| シャンプー前の予洗い | 38℃のぬるま湯で2分以上すすぐ 汚れの約8割が落ちるといわれている | シャンプーの泡立ちをよくし、髪同士の摩擦を軽減 |
| 頭皮マッサージ | 指の腹を使い、シャンプー中または入浴前にやさしくマッサージ | 血行促進・頭皮の柔軟性維持 |
| ドライヤーでしっかり乾燥 | 洗髪後は早めに根元から乾かす 半乾きのまま放置しない | 清潔に保ち、頭皮環境の悪化防止・翌日のまとまり向上 |
| タンパク質・ミネラルを意識的に摂取 | 卵・大豆・魚介類・緑黄色野菜をバランスよく摂る | 髪の主成分と栄養素を補給・毛周期のサポート |
| 紫外線から髪を守る | 外出時はヘア用UVスプレーや帽子などでで頭皮・髪を紫外線から守る | 色素幹細胞へのダメージの軽減・白髪予防のサポート |
日常的なヘアケアには特別な道具や費用が必要なく、今日からできるケアを無理なく習慣化することが重要です。
小さな積み重ねが、将来の髪の状態を維持することにつながるでしょう。
まとめ

「髪クライシス」は、多くの女性が30代後半から50代にかけて経験する、加齢に伴う自然な変化の一つです。
しかし、その現れ方には個人差があり、日々のヘアケアや生活習慣を見直すことで、髪のコンディションを維持しやすくなる可能性があります。
35歳頃は、将来の髪の変化に備えて「予防」を意識し始めるタイミングです。
この時期から髪のエイジングを意識したケアを取り入れることで、40代・50代の髪のコンディションを保つための習慣につながります。一方、45歳頃は髪質やボリュームの変化に合わせてケアを見直すタイミングです。
必要に応じて皮膚科医や毛髪診断士、美容師などの専門家に相談することも大切です。
「最近、髪が変わってきたかもしれない」と感じたときこそ、自分の髪の状態に合わせたケアを取り入れるタイミングです。変化を年齢のせいだと諦めるのではなく、自分の髪に向き合い、これから先も健やかな髪を育んでいきましょう。
【毛髪診断士のコメント】
45歳以降、白髪の悩みは大きくなります。度重なる白髪染めやカラーは、髪や頭皮への負担になることもあります。白髪が気になる時期は、ヘアファンデーションなどを活用し、カラーの間隔を調整する方法もあります。無理に髪を染め続けるのではなく、その時々の髪の状態に合わせてケア方法を選んでいきましょう。
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