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薄毛・抜け毛研究所
2026.05.18
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【予防医学士が体験レビュー】湯シャンは男性におすすめ!女性は工夫が必要?7日間の結果と続け方のコツ
頭皮の臭いやトラブルの実感…そのために「シャンプーをやめる」という選択は、多くの人にとってなかなか踏み込みにくい方法かもしれません。
しかし、頭皮の臭いやかゆみに長年悩み続け、どの製品を使っても改善しないと感じている人にとっては、「洗い方そのものを変える」という発想は決して突飛なものでは無いでしょう。
今回、湯シャンは本当に頭皮環境を整えることができるのか。それとも単なる一時的な錯覚なのか。
7日間の検証記録を通して、リアルをお届けいたします。
~筆者の頭皮環境~
脂性肌寄り、“24時間以内に頭皮がにおう”と家族に指摘されるタイプ
評価は主観だけでなく、家族による★10段階の忖度なしの判定で記録をしています。
企画会議で突然浮上した「湯シャン」

湯シャンという言葉が企画会議で上がったとき、正直に言えば「私には向いていない」と思いました。というのも、私の長年の悩みは“頭皮のにおいとかゆみ”。
24時間も経たずに「頭、臭い」と言われることが珍しくないタイプです。特に夏場は深刻で、完全に“シャンプー迷子”の状態が続いていました。
かつては某オーガニックブランドのスカルプケアシャンプーを愛用していましたが、入手困難になってから早2年。代替品が見つからないまま、何を使っても決め手に欠ける日々でした。
そんな私が湯シャンに挑戦する。どう考えてもハードルは高い…。
「湯シャン」の第一人者|宇津木式との出会い

方法を検索している中で出会ったのが「宇津木式」でした。
宇津木龍一先生という、日本で初めてアンチエイジング専門施設「北里病院美容医学センター」を立ち上げた創設者であり形成外科医です。
宇津木先生の書籍を読み、他の体験談も読み漁りました。シャンプーやトリートメントの“毒性”という言葉にはやや強い印象を受けましたが、同時に思い出したことがあります。
私は20年前、皮膚科医から「肌を甘やかす必要はない」と言われ、朝洗顔をやめました。私には合っていたようで、その結果、肌質はむしろ安定し今ではよく褒められます。
「もしかすると、頭皮も同じなのかもしれない」
書籍には、どうしてもべたつきが気になるときの代替案として「時間に関係なく湯シャン」「純せっけんで洗う」という方法も紹介されていました。
完全ゼロ洗浄ではない。逃げ道はある。
物は試しだと決心し、やってみることにしました。
「頭皮のにおい」に悩まされている被験者(筆者)プロフィール

今回、1週間の湯シャンを実践したのは42歳女性。
若い頃から脂性肌寄りで、頭皮の皮脂分泌も比較的活発なタイプ。夕方になると根元が重たくなりやすく、ベタつきは長年の課題のひとつでした。
しかし40代に入り、以前ほど“見た目のベタつき”は自覚しにくくなりました。新陳代謝の変化も影響しているのかもしれません。
その一方で、頭皮のかゆみを感じる頻度が増えてきました。
長年オーガニックブランドのスカルプケアシャンプーを使用していましたが、使うのをやめ、さまざまな製品を試してみたりもしましたが、決定打は見つからず“シャンプー迷子”の状態が続いていました。
最大の悩みは「頭皮のにおい」
被験者の最大の悩みは、頭皮のにおい。洗髪から24時間も経たないうちに、指でこすると酸化した皮脂特有のにおいを感じる毎日。家族からも「頭くさい(笑)」といじられる日々。
特に夏場は顕著で、夕方には自分でも大ショック!スーパーで買い物をしていると、上から吹き下ろされる空調の風で自分でも感じるほど。
宇津木先生の書籍によると、いわゆる頭皮臭は、皮脂腺から分泌された皮脂が酸化して生じる「過酸化脂質」によるものだといいます。皮脂分泌が盛んな人ほど、この過酸化脂質が発生しやすく、時間の経過で独特のにおいへ変化していくのだとか。
確かに私は脂性肌タイプで皮脂を落とそうと洗浄力の強いシャンプーを使いがち。しかし、それでも臭いは改善しません。むしろ最近は、かゆみを伴うようになってきました。
もしかして「洗いすぎ?」
そう考えたことが、今回の湯シャン挑戦の出発点でした。
シャンプー・トリートメント使用時のにおい評価(家族判定)
湯シャンの効果を語るうえで、どうしても主観的になりがちなのが「におい」の評価です。
そこで今回はできるだけ客観性を持たせるために、家族による“忖度なし評価”を★10段階で整理することにしました。
基準はシンプルです。
★10が「最悪レベルで強く臭う」、★0が「完全無臭」。この基準で、まずはシャンプー・トリートメントを使用していた頃の状態を振り返ります。
| 状況 | におい評価(★10がにおう) | コメント |
| 何もない仕事だけの日(入浴前) | ★8 | 24時間以内でも酸化皮脂臭が出やすい |
| 汗をかいた日(入浴前) | ★9 | 汗+皮脂でかなり強いにおい |
| 体調不良などで2日入浴できなかった日 | ★10 | 明確な脂臭、最悪レベル |
| 入浴直後(シャントリ後) | ★4 | さっぱり感はあるが完全無臭ではない |
| 起床時(シャントリ使用時) | ★6 | 朝にはすでに脂の戻りを感じる |
今回実践した湯シャンの方法

自己流ではなく、宇津木式をベースにできるだけ忠実に実践しました。
①洗髪前の予備ブラッシングを徹底
日中も豚毛ブラシを使用し、1日1回以上ブラッシングを行いました。皮脂を根元から毛先へ分散させることが目的です。
②洗浄は34〜35度のミストシャワーでもみ洗い
指の腹で頭皮をやさしくマッサージするようにもみ洗い。時間は3〜4分を目安にしました。
③洗髪後はしっかりタオルドライ
洗髪後のタオルドライは次の行程のドライヤーの使用時間をできるだけ短縮するために、しっかり実施していました。また、できるだけ摩擦がないように意識していました。
④ドライヤーは低温モードで5分以内を目安に完全乾燥
湿潤環境を残さないことを意識し5分以内を目安に完全に乾かしていました。ヘアケア用品や整髪料は一切使用せず、湯シャン以外の特別なケアはしていません。
予備日:純せっけんで洗った日(★2)

とはいえ、心理的に「いきなりシャンプー無しでやってみて」は、心理的なハードルが高かったです。まずは予備日として、純せっけんで洗髪してみました。
シャンプーしてブローして。髪の毛が渇いた瞬間に感じたのは、「頭が軽い」という感覚でした。シャンプーじゃなくてもきちんと落ちている感じがある。これは意外な印象でした。
純せっけんで洗髪した翌日。
いつもならシャンプー前にはすでに漂っているはずの“頭皮脂のにおい”がしない。指でこすって嗅いでも、あの酸化臭がしません。見た目のべたつきも、感じない。
この時点で、「まさか…」という希望が見えました。
【Day1】本番スタート:ぬるま湯だけで洗う(★3)

※写真はすべて入浴前に撮影
本日から本格的にスタート。
予備ブラッシングを行い、34〜35度のぬるま湯で指の腹を使って3〜4分、もみ洗い。流しはしっかりと。乾燥は5分以内を目安に完全ドライ。
乾かしたあと、家族に嗅いでもらいました。
「いいにおい」
……うそでしょ。私っていい匂いしたのか!?
あれだけ悩んできた臭いが、消えている。少なくとも現時点では。
1日目で感じたメリット・デメリット
まず感じたメリットは、とにかく「楽」。シャンプーやトリートメントの工程がなくなるため、入浴時間は明らかに短縮されました。お湯だけで完結するシンプルさは想像以上に快適です。
一方で、デメリットも。湯の温度は34〜35度とあります。洗浄力を保ち、頭皮への負担を考えたときのための適温ではありますが、体感温度とのバランスは工夫が必要だと感じました。
【Day2】湯シャン2日目:不安と現実のズレ(★2)

2日目は、子どもの体調不良に振り回され、朝から晩までバタバタの一日。正直、頭皮のことを丁寧に観察する余裕はあまりありませんでした。
それでも、気になっていたのはやはり“におい”と“ベタつき”。
感覚的には「そろそろベタついていそう」「今日はにおっているのでは」と思っていました。湯シャン2日目。皮脂が溜まってきてもおかしくないタイミングです。
ところが実際に鏡で確認すると、髪の毛の分け目のベタつきはありません。根元のヘタリもなし。指で頭皮をこすって嗅いでみても、あの酸化臭は感じませんでした。
念のため家族にも確認してもらいました。
「頭皮のにおいはするけど、前よりかなりいい」
完全無臭ではない。でも、明らかに悪化はしていない。それどころか改善している印象さえあります。
2日目に気づいた「ブラッシングの重要性」
この日、ひとつ大きな気づきがありました。
湯シャン前の事前ブラッシングが、想像以上に重要かもしれないということです。
湯船に浸かりながらブラッシングをしてみると、目に見えて埃が落ちているのが分かりました。豚毛ブラシにもかなりの量の埃が付着しています。
シャンプーやトリートメントを使わない分、静電気が起こりやすいのかも?
日中についた汚れや微細な埃はそのまま残りやすいのかもしれません。何もしていないようでいて、実はブラッシングが“洗浄工程の一部”になっている感覚がありました。
湯シャンは「お湯だけ」ではありますが、実際にはその前工程がかなり重要なのかもしれません。
【Day3】慣れてきたけれど、まだ半信半疑(★3)

3日目。
正直に言うと、感覚的には「そろそろ汚れているのでは?」という不安があります。
湯シャン生活にも少し慣れてきたとはいえ、これまでの常識が強く残っているのか、どうしても“皮脂が溜まっている気がする”のです。
けれど、鏡で確認すると見た目の変化はほとんどありません。分け目のベタつきもなく、根元のボリュームも保たれています。
指で頭皮をこすり、そのまま鼻に近づけてみました。ゼロ距離チェックです。
結果は——臭くない。
もちろん無臭ではありません。頭皮そのもののにおいはあります。ただ、これまで悩んできた「酸化した皮脂のツンとした臭い」は感じませんでした。
一方で、髪の質感には変化が。やはりバサバサ感は気になります。トリートメントを使っていない分、指通りは決してなめらかとは言えません。ただ、ブラシを通してみると意外にも絡まりは少なく、スムーズにとかせます。
見た目は悪くない。臭いも悪化していない。
それでも、どこか「本当にこれでいいのか?」という疑念が残る。
湯シャン3日目は、効果の実感というよりも、“これまでの常識との葛藤”が続いている段階なのかもしれません。
【Day4・日中】他人との距離が近い日
今日はマツエクのメンテナンス日。※家族がいなかったため入浴前の撮影ができませんでした。
施術中はどうしても顔まわりに人が近づきます。これまでなら「頭皮のにおい、大丈夫かな」と気になっていたシチュエーションです。
念のため、朝にも湯シャンを実施しました。(※家族が出かけた後だったので評価はなし)
においへの不安はほぼありません。それでもやはり、どこか落ち着かない。湯シャン生活にも慣れてきたとはいえ、“他人との距離が近い日”は心理的ハードルが上がります。
気になったのは、においよりも「ツヤ感のなさ」でした。
鏡を見ると、決してベタついてはいないのに、どこか素朴な質感。コーティングされたような艶はありません。正直、少し悩みました。
結局、毛先にだけ無印のヘアミルクをほんの少量つけることに。アウトバスタイプなので、ブロー途中にごくわずか。頭皮にはつかないように注意しました。
結果として、指通りは段違いに良くなります。やはり保湿成分の力は大きい。髪の摩擦が一気に減る感覚があります。
ただ、見た目の印象は思ったほど劇的には変わりませんでした。サラサラにはなるけれど、いわゆる“ツヤツヤ髪”という感じでもない。
そして、今日気づいたことがあります。
アホ毛が格段に減っている。これは予想外でした。
洗浄やコーティングをやめたことで、逆に表面の毛が落ち着いている印象です。静電気が起こりにくくなっているのか、余計な被膜がないからなのか、理由はまだ分かりません。
湯シャン4日目。
「におわない」から一歩進んで、「質感が変わってきたかもしれない」と感じ始めています。
【Day4夜】ついに“洗った感”が出てきた(★0)

今日は朝にも湯シャンをしていたので、日中は「もしかしてにおっているかも…」という不安なく過ごせました。この“心理的安心感”は思った以上に大きいです。
夜もいつも通りに、
・事前ブラッシングをしっかり(今日は5分ほど)
・洗うときは34~35度のぬるま湯で指の腹を使ってマッサージ
ヘアミルクは少量使用したけど水溶性だから大丈夫だろう、というやや根拠のない自信でいつもと変わらない工程です。
タオルドライ後、低温でブローしていると――
あれ?
いよいよ“さっぱり感”が出てきました。これまでどこかにあった、「ちゃんと洗えていないかもしれない」という感覚が今日はない。明確に「洗った」という心地よさがあります。
そして気になる臭いチェック。
家族に嗅いでもらうと――
「無臭。」
誇張ではなく、本当に無臭。
あの酸化皮脂の気配がありません。さらに、豚毛ブラシを通すと、手触りも明らかに改善。きしみではなく、自然なまとまり感。人工的なサラサラではないけれど、“素髪の整い”に近い感覚です。
ここで一つ、疑問が浮かびました。
もしかして、私は1日2回の湯シャンのほうが合っているのか?
洗いすぎではなく、刺激を与えずに皮脂をリセットできている状態なのかもしれません。
まだ結論は出せませんが、少なくとも今日は、これまでで一番コンディションが良い日でした。
【Day5】最大の試練、空手稽古の日(★5)

今日は個人的にいちばん心配していた日。空手の稽古がある日です。
大量に汗をかくため、湯シャン生活にとっては大きなテストになると思っていました。
正直、稽古後は覚悟していました。
「今日はさすがに臭うかもしれない」と。
しかし結果は予想外!
家族にチェックしてもらうと、「においは★5」とのこと。
最初はドキッとしましたが、これは“最悪”という意味ではなく、「ほぼ気にならないレベル」という高評価の★5。
汗のにおいは多少あるものの、これまで悩まされてきた酸化皮脂特有の脂臭さは感じないと言われました。
自分でも指で頭皮をこすって確認しましたが、あの独特の酸化臭は出ていません。汗のにおいは時間が経てば自然に落ち着く範囲内で、これまでの“24時間以内に脂臭くなる”状態とは明らかに違います。
根元のべたつきも感じませんでした。ただし、激しい動きの影響で髪の乱れはかなり顕著。整髪料を一切使っていないため、動いた分だけそのまま髪に反映されます。これはデメリットというより、ある意味当然の結果かもしれません。
それでも、最大の不安だった「汗をかいた日の臭い問題」をクリアできたことは大きな自信につながりました。
湯シャン生活、ここにきて本格的に安定してきたのかもしれません。
【Day6】不安が消えた日(★4)

6日目。家族評価は★4。
ここまでくると、これまで常にどこかにあった「におっているのでは?」という不安がほぼ消えました。自分の中の“疑いフィルター”が外れてきた感覚があります。
頭皮のべたつき感はなし。分け目や根元を触っても、以前のような重たさは感じません。
一方で、髪のパサつき感はやや気になります。人工的なコーティングがない分、素の質感がそのまま出ている印象です。ただ、きしむわけではなく、乾燥しているというより“軽い”感触に近いかもしれません。
においの不安が消えたことが、この日の一番の大きな変化でした。
【Day7】最終日|違和感なく日常に溶け込んだことを実感(★5)

実験最終日。再び空手稽古の日です。
大量に汗をかく日でも、根元のべたつき感はありません。以前なら最も警戒していたシチュエーションですが、今回は落ち着いていました。
髪のパサつきがやや気になったため、毛先のみ少量のヘアミルクを使用。それでも、全体の質感は以前より自然で、稽古後もバサバサ感はむしろ減っています。
何より大きな変化は、自分自身が動いていても「臭い」を感じなくなったこと。以前はふとした瞬間に自分の頭皮臭を察知することがありましたが、それがありません。
そしてもう一つの変化。
湯シャンの時間が短くても、「きちんと洗えている」と思えるようになりました。心理的な爽快感が伴ってきたのです。
最終日の評価は★5。
数値だけを見ると劇的改善とは言えないかもしれません。しかし、★8〜9が当たり前だった日常から考えるとこれは明らかな変化です。
湯シャンで感じた“現実的な課題”

今回、7日間実践してみて、においやかゆみの改善というポジティブな変化を感じる一方で「これは人によって評価が分かれそうだ」と思う点もいくつかありました。湯シャンによる「人によっては課題として残る」可能性がありそうなポイントをまとめます。
①洗い上がりの“爽快感”が人によっては少ないかも
シャンプーに含まれる界面活性剤やメントールによる「洗った!」という爽快感はありません。皮脂を取りすぎない分、頭皮がキュッとする感じもないため、心理的に「本当にこれで大丈夫?」という不安が残ります。物理的に不潔というわけではないのに、“さっぱり感=清潔”と刷り込まれているのかも。
②無臭=良い香りではない
湯シャン後の頭皮では、いわゆる「酸化臭」はありません。しかし同時に、シャンプーの香りもありません。いわば「無臭」。 “洗髪後のいい香り”を求める方にとっては物足りなく感じる可能性があります。香りで印象を整えたい方には不向きかもしれません。
③手触りの“さらさら感”は出にくい
トリートメントやシリコンによるコーティングがないため、指通りのなめらかさはありません。乾燥後の髪は自然な質感で、“素の髪”。さらさらを求める方には物足りなさが残るでしょう。
④ツヤ感は控えめ、パサつき感はあり
人工的な艶出し成分がない分、見た目のツヤはややナチュラル。人によっては「パサついて見える」と感じるかもしれません。逆に言えば、過剰な被膜がない状態とも言えますが、美容的な満足度という点では評価が分かれそうです。
どんな人におすすめか

今回の検証を通して強くおすすめしたいのは、頭皮のにおい、べたつき、フケ、かゆみといったトラブルを自覚している人です。
特に皮脂分泌が活発で、夕方になると根元が重たくなるタイプや、洗っているのににおいが改善しないと感じている人には、一度試してみる価値があると感じました。
男性におすすめできそう
男性は、においやべたつきが気になり洗浄力の強いシャンプーを日常的に使いがちです。その結果、頭皮が過剰に皮脂を分泌する悪循環に陥っているケースも少なく無いでしょう。頭皮環境を一度リセットしたいと考えている男性には、湯シャンは理にかなった選択肢のひとつだと思います。
女性が取り入れるには工夫が必要かも
一方で、女性の場合は少し取り入れるのに工夫が必要だと感じました。
見た目のツヤ感を重視する人にとっては、湯シャンだけでは物足りなさを感じると思います。コーティング成分による艶やかな質感は出にくいので、毛先のみの保湿ケアなど、工夫が必要になるでしょう。
トリートメントなどの余計な被膜がない分、乾きは早く、ドライヤー時間は明らかに短縮されます。ただし、香りによる“女性らしさ”を演出したい場合は、別の方法を取り入れる必要があります。
湯シャン後は無臭に近い状態になるため、香りで印象を整えたい人には物足りないと思いました。
結論―私は続ける

7日間の検証を終えて、私自身は湯シャンを続けようと思っています。
ただし、完全な“お湯だけ生活”ではなく自分のライフスタイルにあわせて工夫しながらならやっていきたいと考えています。
週に1回は純せっけんでの洗髪を取り入れ、運動がある日は朝晩の湯シャン回数を増やす。何も予定がない日は1回で十分。自分の生活リズムに合わせて柔軟に運用するスタイルが、今のところ最も現実的だと感じています。
何より大きな変化は、「お風呂が圧倒的に楽になった」ことです。
シャンプーやトリートメントの工程がなくなり、余計なコーティングもしないため乾燥も早い。体感としては、ブローも含めたお風呂時間が約30分は短縮されています。
においへの不安が減り、頭皮の皮脂分泌などの状態も安定し、時間にも余裕が生まれた。
湯シャンは美容トレンドというより、私にとっては“生活改善”に近い選択でした。完璧ではないけれど、少なくとも今の私には合っています。その実感がある限り、このスタイルは続けていくつもりです。
まとめ

7日間の湯シャンを終えて言えることは、少なくとも私にとっては「においを悪化させるどころか、安定させた」という事実でした。
もちろん、シャンプーのような爽快感や香り、人工的なツヤ感はありません。手触りも“素髪そのもの”です。美容的な満足度という観点で考えると、人によって評価が分かれるとは思います。
しかし、長年悩んできた酸化皮脂臭が明らかに軽減し、かゆみも落ち着き、何より「臭っているのでは」という不安から解放されたことは、私にとって大きな変化でした。
湯シャンは万能ではありません。
けれど、「洗いすぎ」によって頭皮バランスが崩れている可能性がある人にとっては、試してみる価値のある選択肢の一つと自信を持って言えます。
清潔とは、強く洗うことではなく、必要以上に奪わないことなのかもしれない。
今回の検証は、そんな気づきを与えてくれました。
監修者:繁和泉

看護師、予防医学士として17年。その中で毛髪再生外来の診療に携わる。薄毛にともなう患者さんのお悩みに寄り添いながら、医学的なアプローチも含め「長い目で見た」毛髪のための日常生活やケアについての指導を個別性に合わせて提供。
同時に、情報化社会の中でWEBコンテンツで「正しい情報をわかりやすく」発信することに精を出す。