抜け毛・薄毛を食い止めるには?フケ対策・改善方法を知って正しいケアを!

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薄毛・抜け毛の原因にもなるフケ症状は、適切な頭皮ケアを施すことで改善できます。さまざまなフケの原因に合わせて、もっとも有効なケアと対策を心掛けてください。 今回は、フケが出る原因とその改善方法をご紹介します。

フケが出る原因

フケが出る原因はさまざまです。過剰なシャンプーあるいはヘアカラーによるダメージなど、日ごろの生活習慣にそのリスクが潜んでいるため、注意が必要です。

洗いすぎ

シャンプーを使っての過剰な洗髪は、頭皮を乾燥させフケを大量に生む原因となります。特に、合成界面活性剤を使用しているシャンプーは、皮脂や汚れを洗い落とすパワーはあるものの、必要な皮脂まで取り除いてしまうため頭皮が乾燥しやすくなるのです。
過剰に肌が乾燥するとかゆみや炎症を誘発し、肌が荒れてフケも出やすくなるでしょう。

不衛生なタオル、紫外線などで頭皮環境が悪化する

不衛生な頭皮も、フケを生み出す要因の一つです。同じ枕カバーの使用、または洗っていないタオルでの拭き取りは、頭皮を不潔にし、菌の繁殖を引き起こします。頭皮に常在菌が住みついて炎症などを起こすと、かゆみが生じて大量のフケを生み出すでしょう。
また、紫外線もフケと関係しています。紫外線を浴び続けると細胞が壊れて老化が進行してしまい、たまった皮膚の老廃物はフケとなって剥がれ落ちていきます。夏は帽子をかぶるなどして、極力紫外線を避ける工夫が大切です。

パーマやヘアカラー剤による傷み

髪の毛になじませるパーマ剤やカラーリング剤も、頭皮に影響が少なからずあります。刺激の強い薬剤が間違って付着すると肌がかぶれて炎症やかゆみ、フケの原因になるのです。

フケ対策

フケを防ぐには、「整髪剤の洗い残しをしない」「適度な運動とストレス発散を心掛ける」ことが基本です。

整髪剤の洗い残しをしない

男性ワックスでセットさまざまな化学成分を含む整髪剤を使用した後は、入浴時にしっかりと洗い落とさなければなりません。
例えば、ヘアワックスは合成界面活性剤に加え、鉱物油やアルコール、酸化防止剤など油分の強い成分を含んでいます。そのため、ヘアワックスが頭皮に付着したまま寝てしまうと、毛根への悪影響は避けられないでしょう。整髪剤の洗い残しにはくれぐれも注意してください。

軽い運動とストレス発散

ストレスがたまると、自律神経の働きが悪くなってホルモンバランスが乱れ、血行不良を引き起こします。頭皮環境が悪化すればフケの原因になるため、適度にリフレッシュするなどしてストレスを軽減する生活を心掛けてください。
ストレス発散としておすすめする方法が、運動です。ジョギングやスイミングなど、軽い運動をこなすだけで適度な疲労感に包まれ、夜は深い眠りにつくことができるでしょう。良質な睡眠の確保はストレスの発散につながるため、毎日の運動にチャレンジしてください。

抜け毛対策は、フケの種類によって違う

フケは大きく分けて「乾燥フケ」と「脂性フケ」に分けられます。フケの種類によって抜け毛対策が異なるため、以下を参考にしてください。

乾燥フケの改善方法

男性がシャンプーしてる後ろ姿乾燥フケは、頭皮が過剰に乾燥することで起こるフケです。乾燥フケの抜け毛対策では、まず洗いすぎないことに注意しましょう。洗いすぎてしまうと必要以上に皮脂を取り除いてしまい、頭皮がカサカサ肌になってしまいます。適度な範囲で頭皮をケアするには、シャンプーは毎日1回、1日の終わりに行ってください。

脂性フケの改善方法

皮脂や汚れを放置して頭皮が不潔になれば、脂性フケ体質になる恐れもあります。過剰に分泌された皮脂をコントロールするには、適切なシャンプー選びが大切ですが、あまりにも洗浄力が強すぎるタイプは必要な皮脂まで除去してしまいます。脂性フケを改善するには、ほどよい洗浄力があり、なおかつ肌にやさしいアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
また、脂質を抑えるための食生活も大切。髪の毛に良いとされる栄養素の中でも、ビタミンEには脂肪代謝を促す働きがあります。ビタミンEを多く含むお茶やアーモンド、大豆類などを意識して取り入れてください。