抜け毛・薄毛の原因

頭の傷跡から髪の毛が生えてこない!瘢痕性脱毛症の原因と対策

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頭皮に大きなダメージを受け、毛包が破壊されれば、発毛も難しくなります。外傷または細菌感染によって引き起こされる瘢痕性(はんこんせい)脱毛症には、一般的なAGA症状とは異なる治療アプローチが必要です。そのため、まずは症状に関する基本情報を押さえておきましょう。

瘢痕性(はんこんせい)脱毛症とは

円形脱毛症 瘢痕性脱毛症とは、髪の毛を作る毛包が何らかの原因で破壊され、脱毛を引き起こす症状です。瘢痕とは傷跡という意味です。やけどや外傷など、外部からの強いダメージを受けると皮膚組織がやられ、大きな傷を残します。

AGAなどの脱毛症は、男性ホルモンが異常変質して引き起こされるケースが多いのですが、瘢痕性脱毛症は強い外的刺激を受けて生じるのが特徴です。

瘢痕性脱毛症は自宅ケアが難しい症状です。そのため、治療せずに放置すれば、治らなくなるおそれがあります。頭の傷跡から脱毛症状を引き起こしたら、早めに皮膚科などを受診するようにしてください。

瘢痕性脱毛症の原因

細菌 瘢痕性脱毛症の主な原因はやけどや外傷などですが、中には細菌感染によって引き起こされるケースもあります。

頭部への外傷

皮膚組織の中にある毛包が破壊されるほどのやけどや外傷を受けると、脱毛症状が起きて髪の毛の再生が困難になります。可能性は低いものの、頭部のX線治療が影響して発症するケースもあります。

細菌感染

細菌や真菌の感染により、毛母細胞が破壊される場合もあります。感染症の中には、進行が遅く症状も深刻でないものも多いのですが、治療せずに放置すると頭皮に重大な影響を及ぼす可能性もあります。真菌や細菌は空気中や土中に存在し、感染経路も多岐にわたるため、日頃のケアや予防措置が大切です。

瘢痕性脱毛症を治療するには

医者に頭を診せる女性 瘢痕性脱毛症にかかると二度と髪の毛は生えてこない、といわれることもありますが、早期発見と適切な治療法を試みれば、再生が期待できるケースもあります。まずは専門の医療機関を受診して、治療のアドバイスを受けましょう。

まずは皮膚科を受診

頭部の外傷は目に見えますが、毛根の毛母細胞や毛包などの状態は分かりません。目に見えないところで髪の毛を生成する組織が破壊されている可能性もあるので、的確に把握するためにも皮膚科を受診してください。

処置が遅れれば、化膿(かのう)を起こして悪化してしまうこともあるので、早めの受診を心がけましょう。

外傷による瘢痕性脱毛症の治療

軽度の外傷であれば、患部を除去して縫合すれば傷跡も小さく、脱毛部分も目立たずに済むかもしれません。しかし、脱毛症を引き起こすほどの外傷は、多くの場合ダメージが深く、その被害も広範囲に及ぶことが予想されます。治療はかなりの困難を伴うでしょう。

瘢痕性脱毛症による頭皮への被害を最小限に抑えるには、消毒や患部切除などの処置を早めに行って化膿(かのう)や感染などの2次被害を防ぐことが大切です。

外傷による脱毛症の場合、髪の毛がなくなった頭皮から発毛することはかなり難しいといわれています。脱毛部分が最小範囲にとどまる処置が最優先されるでしょう。

細菌感染による瘢痕性脱毛症の治療

外傷と異なり、細菌感染による脱毛症の場合、感染症治療を行えば再び髪の毛が生えてくる可能性もあります。ただし、感染症被害をできるだけ小さくするための早期発見・早期治療が大前提です。

重症化してしまえば毛母細胞が破壊され、植毛以外に頼るすべはなくなってしまうでしょう。まずは、感染症の完治を重視してください。

おわりに

瘢痕性脱毛症になった後の髪の毛の再生は、容易ではありません。できることは、まず脱毛症の原因を特定し、それに見合った適切な治療を受けることです。

育毛剤やセルフケアで治る症状ではありませんので、必ず皮膚科を受診してください。外傷や感染症を確実に治癒し、脱毛部分が最小限に収まるよう適切に対処しましょう。