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薄毛・抜け毛研究所
2018.10.19
- 薄毛
毛量が少ない!スタイリング以外で毛量を増やす・多くする方法
鏡で少なくなった毛をみるたびに不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、なぜ毛量が少ないのか?減ってしまったのか?その原因を詳しく解説していきます。さらに、毛を増やす対策法を毛量レベルに応じてご紹介します。
髪の毛が少ない原因とは

遺伝
薄毛と遺伝は、少なからず関係しているといわれています。実際に、早い段階から毛量が少ないと悩む人の場合、親戚や親兄弟も髪の毛が薄いことも珍しくありません。
昔から経験則で知られていたことではありますが、近年「AGA」という脱毛症状の原因の1つであることが分かってきました。
ストレス
常態的にストレスを受け続けることは、髪に悪影響を与える恐れがあります。
プレッシャーを受け続けると精神的にはもちろん、肉体も緊張状態になります。血管も収縮してしまうため、体内に栄養や酸素を送る血流が滞りやすくなってしまうのです。
生活習慣の乱れ
乱れた生活習慣は、ホルモンバランスが崩れるきっかけにもなります。特に女性の場合、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌が減ることにより、毛量に影響する恐れがあります。
毛量が少ないと感じる場合にやるべき対策方法

毛量が少なくなる原因は人によってさまざま。少ない毛を少しでも増やすための対策をご紹介します。
育毛剤
育毛剤はその名のとおり、毛を育てるためのものです。基本的には頭皮環境を整えたり、血行を促進させたり、細胞を活性化させるための栄養・刺激を与える、などの効果が期待できます。
育毛剤は医薬部外品で副作用のリスクも少なく、ネットでも気軽に購入できるというメリットがあります。
発毛剤
発毛剤は、育毛剤と違って「医薬品」に分類されます。育毛剤には、医薬部外品である育毛剤よりも毛量を増やす効果を期待できます。実際に、発毛剤に配合されている「ミノキシジル」は日本皮膚学会で「発毛効果がある」と認められた成分です。そのため、進行した薄毛には発毛剤が良いでしょう。
また、医薬品である以上、効果もあればかゆみや湿疹などの副作用もあります。メリット・デメリットを踏まえた上で、発毛剤を使用するかどうか決めるようにしましょう。
クリニックでの本格的な治療
薄毛を改善する最終手段は専門のクリニックでの治療です。主な治療方法は、薬による発毛治療になります。先ほどのミノキシジル発毛剤に加えて、プロペシアという薬を服用することが一般的です。
ただし、植毛は薬よりもお金がかかる可能性があります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
毛量が少ない人には頭皮マッサージもおすすめ

毛量の少なさで悩んでいる場合は、ご紹介した対策法と一緒に「頭皮マッサージ」もおすすめです。頭皮マッサージには、血行の促進や頭皮を柔らかくする、毛穴詰まりを減らすなどの効果に期待できます。
- 温めた手で行う
- 指の腹で押す
- 力を入れすぎない
- 爪を立てない(伸びていたら切る)
- 下から上に血流を流すイメージで
おわりに
以前と比較して、毛量の変化に気づいたらすぐに対処するべきです。
原因はさまざま考えられますが、自分自身で思い当たる項目があれば、まずはひとつずつ改善してみましょう。頭皮環境や、髪の毛の質は一朝一夕で改善されるものでないため、じっくりと向き合う必要があることも忘れないでください。
生活環境や食生活の改善、頭皮マッサージなどで改善が見られない場合には、医学的な視点からのアドバイスなどを医療機関に求めるのもおすすめです。
毛量の変化に気づいたらまずは行動してみましょう。