薄毛

自毛植毛は薄毛の救世主?失敗の可能性は?知りたいメリット・デメリット

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元気な自分の髪の毛を薄毛の部分に移植し、自分の髪の毛を増やすことができる「自毛植毛」。 薬による治療が難しい症状でも効果が期待できると注目を集めていますが、その背景にはデメリットやリスクが隠れています。
そこで今回は、自毛植毛の仕組みや施術の流れ、手術の種類、メリット・デメリットについてご紹介します。

自毛植毛とは?

自毛植毛とは、自分の健康な毛髪を皮膚とともに採取し、薄毛が進行している部分に移植する治療方法です。
まずは、その治療法についてご紹介します。

自毛植毛の仕組み

男性後頭部自毛植毛では、一般的に側頭部や後頭部の毛髪を、頭部の薄毛部分に移植します。これらの部位が利用される理由は、薄毛や脱毛症の原因とされる「2型5αリダクターゼ」、すなわちAGAの影響を受けにくいと考えられているためです。
元気な髪の毛を植毛し、しっかりと頭皮に定着すれば、健全な発毛サイクルの回復が期待できます。その後は、洗髪などの日常的な頭皮ケアをしっかり行いつつ、経過を見ていくこととなります。

施術の流れ

毛髪の採取から移植まで、一連の処置は局所麻酔を使って行われるため、痛さを感じることはほぼありません。
実際の施術は、麻酔後に移植する毛(ドナー)を毛包ごと採取し、増毛したい薄毛部分へ移植します。その後、移植先の頭皮に専用針で穴を空け、毛根を植えつけていくという流れになります。

自毛植毛の手術方法は?

手術方法には、「FUE法」と「FUT法」の2種類があります。

FUE法の特徴

「FUE法」は、基本的にメスではなく、細い針などを使ってドナー採取と移植が進められます。手術後の回復は早く、麻酔が切れてからの痛みはあまりないこともFUE法の特徴です。 メスを入れることに抵抗がある方や、植毛範囲が狭い方、頭皮が硬くて可動性が低い方などに向いている方法といえます。
ただし、細かい手作業になるため拘束時間が長くなるほか、手間がかかる方法のため、費用も相対的に高くなるでしょう。

FUT法の特徴

「FUT法」は、メスにより頭皮を帯状に切開してドナーを採取する手術で、自毛植毛では世界的に見ても最もスタンダードな施術法となります。
FUTはドナーの毛根切断率が低く、せっかく採取した毛髪が移植に適さなくなる「ドナーロス」も回避しやすい方法です。
広範囲の脱毛の治療や、多量のドナーを1度に移植したい場合には、FUT法が向いています。
作業工程が少ないため、施術に時間も比較的短く、出費も抑えられます。
しかしFUE法と異なり、ドナーは一括採取となるため、基本的に毛髪レベルは一定ではありません。

自毛植毛のメリット・デメリット

メリットとは?

男性姿
自毛植毛の最大のメリットとして「自然な仕上がり」になるという点が挙げられます。
見た目としては、薄くなっていた箇所に新たに自毛が生えてきたという状態と大差ありません。近くで見ても違和感が少ないため、周りの視線を気にしなくて済むでしょう。 その他に「定着率の高さ」や人工毛髪と比べて「拒絶反応が起きにくい」ということも、自毛植毛のメリットといえます。
もともと自分の体の一部であった毛髪と皮膚を活用しているため、移植しても周囲の組織から異物と認識されにくいのです。

デメリットとは?

自毛植毛では“自毛”を利用するため「採取できる毛髪量は限られてしまう」という点がデメリットといえます。
治療する範囲が広く十分な量を移植できなければ、毛髪の密度はなかなか安定しにくいかもしれません。
また、傷口の大小に関係なく「傷跡が残る可能性がある」という点も挙げられます。 その他、まぶたの腫れや頭皮のしびれなど「副作用が出る可能性がある」などリスクを伴うということも、デメリットといえるでしょう。

おわりに

今回は、自毛植毛の仕組みや施術の流れ、手術の種類、メリット・デメリットについてご紹介しました。
自毛植毛は、人工毛髪と異なり定着率の高さと自然な仕上がりが期待できます。 しかし、毛髪の採取量は限られてくるため、治療の範囲によっては大きな効果を望めないかもしれません。加えて傷跡や副作用のリスクもあるということも、事前に認識しておくべきでしょう。
自毛植毛のメリットやデメリットをしっかりと確認した上で、自毛植毛の手術を受けるかどうかを判断してください。