ワックスやスプレーなどの整髪料が薄毛や抜け毛を引き起こす?

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ヘアアレンジを行うときには、ヘアワックスやヘアスプレーなどの整髪料を利用している方も多いのではないでしょうか。

そんなオシャレを楽しむための整髪料が、実は薄毛や抜け毛に影響を与えることがあるのをご存じですか?今回は、整髪料が与える髪への影響や整髪料の正しい使い方についてご紹介します。

整髪料と薄毛・抜け毛の関係

整髪料を毛穴 多くのヘアワックスやスプレーなどの整髪料には、髪の毛を柔らかくしてセットしやすくするための界面活性剤という成分が含まれています。界面活性剤はヘアアレンジにおいては優れた機能があるものの、髪のタンパク質を分解してしまう作用があるため、髪が傷んで細くなってしまい、やがて抜け毛へとつながる恐れがあります。

また、整髪料は毛穴に対しても悪影響があるといわれていて、使用することで毛穴をふさいでしまい頭皮に皮脂や汚れがたまりやすくなります。その結果、髪の毛に十分な栄養が行き届かず抜け毛・薄毛につながる恐れもあります。

その他にも、整髪料を十分に落とそうとして過剰に洗髪することも頭皮にダメージを与えかねない行動といえます。

整髪料を使用する際の間違った行為

では、整髪料を使用する際にはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

大量に付けすぎる

セットした髪型をできるだけキープしようとして、整髪料を大量に付けることは避けてください。前述の通り、髪のタンパク質が損なわれたり、毛穴が詰まったりする可能性が高まるためです。また、整髪料を大量に付けると洗髪で十分に落としきれないこともあります。

整髪料を落とさないで寝る

疲れて帰ってきたときや、少しお酒が入っているときなどに、整髪料を付けたまま寝てしまうことはありませんか?

整髪料を落とさずにそのまま寝ることは、髪の毛や頭皮に大きなダメージを与える原因となります。また、ワックスなどの整髪料は吸着性もあるため、1日の終わりには外気の汚れやホコリが髪の毛にたっぷりと付いています。

整髪料を使用した日は、後々の頭皮や髪の毛へのダメージを考えて必ず洗髪を行いましょう。

整髪料との正しい付き合い方

男性整髪 髪に動きを出してスタイリングを楽しむために、整髪料は大変便利なアイテムです。
特にお客様とかかわることが多い職業の方は、身だしなみを整えることも仕事のひとつ。このように整髪料を頻繁に使用する方は髪や頭皮にダメージを与えやすいため、正しい使い方や落とし方を知って頭髪への負担を減らすと良いでしょう。

頭皮に付かないように整髪料を使用する

頭皮へのダメージを最小限に抑える方法は、なるべく頭皮から離して整髪料を使用することです。毛穴に関しては、整髪料が頭皮に直接付着することで詰まりの大きな原因となるため、ヘアアレンジの際には髪の根元に整髪料を付けないようにしましょう。

まずトリートメントをする

洗髪をするときは、お湯である程度流してから泡立てたシャンプーでやさしく洗い流すというやり方が一般的です。しかし、ここでおすすめしたい方法はシャンプーの前に1度トリートメント(リンス)を付ける方法です。

ワックスなどの整髪料には油分が多く使われているため、同様に油分を多く含むトリートメントと混ぜ合わせることでより落ちやすくなるという原理を利用してからシャンプーをすると、洗い残しを防ぐことができます。

おわりに

ヘアワックスやヘアスプレーなどの整髪料は、身だしなみを整える際には非常に役に立つアイテムです。しかし、大量に付けすぎたり頭皮に直接触れるように付けたりすると、髪の毛のタンパク質が失われるだけではなく毛穴が詰まりや抜け毛の原因にもなります。

整髪料を使用する際は、付ける量や場所に注意して寝る前には必ず洗髪して整髪料を落とすようにしましょう。