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薄毛・抜け毛研究所
2017.11.17
- 薄毛
ヘアカラーやパーマのやり過ぎに注意?髪の傷みは抜け毛に繋がる?
そこで今回は、ヘアカラーやパーマが抱えるリスク、およびダメージを防ぐための対策をご紹介します。
ヘアカラーやパーマのやり過ぎによる影響
髪にヘアカラーやパーマをすると、アルカリ系の薬剤が頭皮や髪の内部に残ります。これにより、髪が傷みやすくなったり抜け毛が増えたりします。
髪のハリやコシがなくなり弱々しくなる

ヘアカラーやパーマは薬剤を使用するため、残留アルカリによる髪へのダメージが危惧されます。薬剤の影響を受けた髪は、ハリやコシがなくなり潤いも失われてしまうでしょう。
なぜこのような状態になるかというと、ヘアカラーやパーマの薬剤効果で髪のキューティクルが開くためです。開いたキューティクルから髪を構成するタンパク質が流出し、栄養不足を起こして髪が弱々しくなります。
キューティクルが閉じるまで髪はダメージを受け続ける
もともとヘアカラーやパーマを髪に施すときは、キューティクルを開いて髪に薬剤を浸透・着色・縮毛させます。開いた髪のキューティクルがすぐに閉じれば、髪のダメージも最小限に抑えられるでしょう。
しかし、実際に髪のキューティクルが閉じるには、ヘアカラーは1カ月、パーマは1週間程度掛かるといわれています。つまり、髪のキューティクルが閉じるまでは、薬剤のダメージを受け続けるため、髪に必要なタンパク質も失われる恐れがあるのです。
このような髪へのリスクを軽視して、頻繁にヘアカラーやパーマを繰り返せば、ダメージも大きくなり、髪もさらに傷む可能性があります。
ヘアカラーやパーマが抜け毛につながるのはなぜ?
ヘアカラーやパーマをやり過ぎると、抜け毛を引き起こすリスクが高まります。では、なぜそのような事態になるのでしょうか。以下では、ヘアカラーやパーマが抜け毛につながる理由をご紹介します。
薬剤の刺激で頭皮が炎症を起こしている

ヘアカラーやパーマの影響は、髪だけにとどまりません。刺激の強い薬剤が頭皮に触れたことにより、皮膚が炎症を起こす恐れがあります。このような頭皮環境の変化は、髪の生成にも関係しているため、抜け毛のリスクも高まるのです。
また、ヘアカラーやパーマの薬剤を使用したあと、アレルギー反応を起こして頭皮や顔が赤くなる方もいます。これは主に接触性皮膚炎と呼ばれる症状で、頭皮より顔の赤みが著しいことが特徴です。ヘアカラー剤やパーマ液の化学成分で顔や頭皮が赤くなった場合、接触性皮膚炎の可能性が考えられるため、早めに皮膚科を受診しましょう。
髪をダメージから守って抜け毛を予防しよう
以下では、ヘアカラーやパーマのダメージから髪を守る対策をご紹介します。
髪にダメージの少ない薬剤を使用する
ヘアカラーでは、薬剤の成分によって髪に与えるダメージの度合いが変わります。髪や頭皮に配慮した薬剤を使用するなら、低毒性のヘアカラートリートメントがおすすめです。通常のヘアカラーと比較すると染色のパワーは弱まりますが、髪に優しいヘアカラーができます。
ヘアカラー専用シャンプーを使う
髪を染めたあとは、ヘアカラー専用のシャンプーを使いましょう。ヘアカラー専用のシャンプーには、色を長持ちさせるだけではなく、薬剤で受けたダメージを緩和する働きもあります。
ヘアカラーとパーマを連続で行わない
ヘアカラーとパーマを連続で行うと、薬剤やパーマ液の影響もその分大きくなります。髪や頭皮へのダメージを極力小さくするためにも、ヘアカラーとパーマの施術には適度な間隔を空けてください。
パーマを掛けたあとは髪を洗わない
パーマ直後に髪を洗わないほうが良い理由は、薬剤が髪に定着しないままお湯を掛けてしまうと、髪のキューティクルが開きやすくなるためです。髪のキューティクルを必要以上に開かせないためにも、パーマ直後のシャンプーは控えてください。できればパーマを掛けてから1~2日は空け、シャンプーを行うときもぬるま湯で丁寧に洗いましょう。
おわりに
髪のオシャレを思い切り楽しむためにも、ヘアカラーやパーマのダメージから髪を守ることが大切です。例えば、ヘアカラー専用のシャンプーで髪を洗う、ダメージの少ない薬剤を使用する、ヘアカラーとパーマを連続で行わない、などの対策で髪をいたわりながら抜け毛予防に努めましょう。