【最新毛根情報】毛根に黒い塊がつくのはヘアサイクルの異常事態？色が黒い原因とは

抜け毛の毛根が黒くなる原因は、色素が残ったままであるか黒く変色したかによって異なります。

すでに述べたとおり、色素の供給が完了しないうちに髪の毛が抜けると色素が毛根に残ります。その髪の毛は、休止期の段階まで十分に成長したとは考えられません。きちんと休止期を迎えていれば髪の毛に色素が送られなくなり、毛根は白くなります。

毛根が黒く変色する原因の1つは、ストレスや体の冷えによる血行不良です。ヘアサイクルが通常のペースを保っていても、血行が悪くなると毛髪に十分な栄養は行き渡りません。色素細胞は栄養が足りなくなると黒く変色するため、毛根も徐々に黒ずんでいくのです。

毛根が黒くなった原因がヘアサイクルの乱れか血行不良かを問わず、どちらの場合においても生活習慣を見直すことで症状の改善を見込めます。基本的には「健康に良い」とされている習慣をつくることが目標です。

食生活では、栄養バランスへの配慮が大切です。とりわけ、たんぱく質ならびにビタミン類とミネラルは欠かせない栄養素に挙げられています。たんぱく質は体内に吸収されるときアミノ酸に分解されて毛髪の一部になり、ビタミン類とミネラルはその作用をサポートしてくれるためです。

喫煙と飲酒は、できるだけ控えるように意識しましょう。ニコチンを摂取すると血流は悪くなり、お酒を飲むとアミノ酸はアルコールの分解に使われるため、毛根の改善が遠のいてしまう可能性があります。

生活リズムについては、睡眠時間を6時間以上は確保することが望まれます。
特に夜10時から深夜2時までは成長ホルモンの分泌量が増えるといわれているため、この時間帯の就寝を心掛けましょう。成長ホルモンは、分泌されればされるほど、毛髪の健康に役立つため、分泌を増やすことはとても大切です。

また薄毛が気になる場合には、育毛剤も効果を期待できる方法の1つです。洗髪して頭皮環境を整えた上で育毛剤を使うと、抜け毛予防などに有効といわれています。どんな種類を選ぶか迷ったときは、医師などに相談しましょう。