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薄毛・抜け毛研究所
2019.03.08
- 薄毛
AGA治療中にとりたいサプリは?病院に行かずにできる対策について
今回はAGA治療中に飲んでおきたいサプリや、病院に行かなくても自宅でできる対策をまとめてご紹介します。
AGA対策の基本
薄毛になった原因も、多くは乱れた生活習慣の中に隠れています。効果の高い育毛サプリを使うと同時に、生活習慣から改善を試みる視点も大事にしましょう。
病院に行かずにできるAGA対策とは?
育毛剤・発毛剤
育毛剤

頭皮の血行促進・栄養供給などの効果があり、髪の毛の育成を目的としたもの。ハリやコシが弱くなった髪を太くたくましい状態にできることが特徴です。また、髪の毛を抜け薄毛対策としても効果が期待できます。
発毛剤

発毛剤は、医学的に発毛効果が認められている第一類医薬品です。ミノキシジルという成分が毛母細胞に働きかけ、発毛や髪の成長を促す効果が期待できます。発毛剤は脱毛が目立ち、毛量そのものを増やしたいときにおすすめです。またAGA治療などにも使用されます。
育毛シャンプー

市販のシャンプーは洗浄力が非常に高く、洗いすぎにより頭皮にダメージを与える可能性があります。その点育毛シャンプーであれば適度な洗浄力なので、余分な皮脂のみを落とすことができ、フケやかゆみの防止も期待できます。ただし、育毛シャンプーには直接的な育毛・発毛効果はなく、どちらかといえば薄毛対策のサポート的な役割だと考えておきましょう。
育毛シャンプーで頭皮環境を整えてから育毛剤や発毛剤を利用すると、効果的なAGA対策につながるため、ぜひとも取り入れたい対策の1つです。
頭皮マッサージ

頭皮マッサージは育毛剤やシャンプーと違っていつでもどこでもできますし、お金もかかりません。またストレス解消といった効果も期待できますので、時間のあるときなどに試してみてください。
サプリメントを摂取する
そのため、髪に必要となる栄養素をバランスよく効果的に摂取するのであれば、サプリメントを活用すると良いでしょう。サプリを活用し十分な栄養を確保できれば、薄毛予防の下地を作れます。
AGA治療中にとりたいサプリメント
AGA治療で意識して摂取していきたいサプリメントをご紹介します。
アミノ酸
人の髪の毛は18種類のタンパク質が結合した「ケラチン」という物質によって形作られています。そのため、タンパク質の元であるアミノ酸が不足してしまうと、髪にハリやコシがなくなったり薄毛・脱毛といった原因になったりすることもあります。アミノ酸(タンパク質)は豚肉やタマゴなどに多く含まれていますが、食生活によっては十分な量を摂取できない可能性もあるでしょう。サプリメントで摂取する場合は、各種アミノ酸がバランスよく含まれたものが望ましいとされます。特定のアミノ酸だけ摂取していると、身体が「アミノ酸不足」と錯覚してしまうこともあるため、注意が必要です。また、過剰摂取は腎臓・肝臓に負担をかける可能性があるので控えましょう。
L-リジン
リジンはアミノ酸の一種で、髪の主成分であるケラチンを構成するものの1つです。また、血管を丈夫にすることで血流改善の効果も期待することができます。さらに成長ホルモンの分泌をサポートするといった働きもあるので、AGA治療に期待が高まる成分といえるでしょう。
ビタミン
身体の健康を保つのにビタミン類は欠かせない存在です。もちろんAGA治療中にも意識的に摂取しておきたいものです。中でもビタミンB群は、頭皮環境の良化や髪の育成サポートに期待があるとされています。
例えば、ビタミンB2は皮脂の分泌量を抑制して新陳代謝を活性化する働きがあります。頭皮環境を良くするのに期待できそうです。ビタミンB6にはタンパク質の代謝をサポートしたり、ホルモンバランスを整えたりなど、髪を育てるのに役立ちそうな働きを持っています。
ビタミン類は日頃の食生活で不足している方も少なくありません。AGA治療中はサプリで意識的に摂取しておくと良いでしょう。とはいえ過剰摂取はよくありませんし、さまざまなビタミンをバランスよく摂り入れることは忘れないでください。
亜鉛
亜鉛はAGA治療に効果的とされる成分です。髪の主成分であるケラチンの合成をサポートする役割があり、不足すると髪の毛が成長しにくくなります。さらに、AGAの原因とされる5αリダクターゼ酵素を抑制する働きがあるとされます。AGA対策をするならばぜひとも摂取しておきたい栄養素といえるでしょう。
亜鉛サプリはドラッグストアだけでなくコンビニでも購入可能。お求めやすい価格ですし、毎日適量を摂取してAGA治療のサポート役として活用できます。
ノコギリヤシ
ノコギリヤシはAGA治療に効果が期待できると、近年注目されている栄養素です。ノコギリのような葉を持つヤシで、果実はハーブとして使われています。もともと前立腺肥大の予防・改善に効果的とされ、AGA対策にもつながると近年いわれるようになってきました。
具体的には、5αリダクターゼに働きかけ、抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成を阻害するといった効果が期待されています。
ただし、ノコギリヤシは飲みすぎてしまうと頭痛・下痢・便秘・吐き気などの副作用の恐れがあります。とはいえ、サプリメントの説明に書かれている規定量以上を摂取しなければ特に気にする必要はありません。副作用自体も医薬品に比べたらかなり限定的であるといえるでしょう。
お値段もそれほど高くないのでAGAサプリとして試してみる価値はありそうです。
生活習慣でできるAGA対策4選
生活の乱れによって薄毛が進行することもあります。ここからは生活習慣の改善から考えるAGA対策についてご説明していきます。
1.睡眠は時間と質にこだわる
就寝中には、髪を育てる成長ホルモンが分泌されやすくなります。特に22時~2時の間は活発に分泌されるといわれています。つまり、この時間帯にしっかりと寝ることができれば、成長ホルモンの作用により髪が育ちやすいわけです。
また時間帯だけではなく、睡眠の質を高めることにも気を配りましょう。睡眠の質を高めるには以下のことを意識してみてください。
・就寝前2時間は飲食を控える
・就寝30分前くらいから部屋を薄暗くする
・毎日なるべく同じ時間に起床する
2.有酸素運動をする
髪の健康のためには身体を動かすことも有効。特に有酸素運動はおすすめです。
例えば、ジョギングやサイクリングなどを行うと心拍数が適度に上がり、血流が促進されるので、頭皮の血行も促進されます。そのため、有酸素運動を継続すれば血管そのものが健康になっていき、普段の状態でも体全体の血流が良くなっていくことが期待できるのです。
また、有酸素運動をして適度に汗をかけば、頭皮にたまった汚れなども流れやすくなるでしょう。新陳代謝も活発になるので、より健康的な肉体・頭皮に近づきます。
4.タバコは控える
タバコは薄毛に悪影響があります。実際にハーバード大学の調査では、喫煙男性と非喫煙男性を比較すると、前者の方がAGAの原因となるジヒドロテストステロンが多く生成されていたとのことです。
タバコを吸うと血管収縮やビタミンの消費などが起こるため、髪を育てる下地が失われてしまうなど健康リスクがあります。頭皮以外への悪影響を考えると、AGA対策を始めるのをきっかけに禁煙をスタートさせてみても良いかもしれません。
シャンプーを正しく選んで頭皮環境を整える
正しいシャンプーの仕方
1.シャンプーをする前にブラッシングしておくと、ホコリや頭皮の角質をある程度落とせるため、シャンプーの効果をより高めることができます。
2.ブラッシングをしたら、ぬるま湯を使って予洗いをし、手のひらでしっかりと泡立てたシャンプーで洗っていきましょう。直接髪に乗せてから泡立てると、頭皮にダメージを与えるため気をつけてください。
3.最後に、シャンプーを残さないようぬるま湯でじっくりとすすぎます。
ドライヤーの正しい仕方
1.まずお風呂から出たらしっかりとタオルドライをしましょう。ゴシゴシと拭くのではなく、軽くトントンと叩くようにして髪についた水分をじっくりと拭き取っていきます。
2.次にドライヤーで、乾きにくい襟足から乾かしましょう。襟足から全体的に軽く乾かしていき、最後に冷風をじっくりと当てていきます。
頭皮や髪の質を守るためには襟足からスタートし、温風から冷風にしていくことを覚えておきましょう。
おわりに
AGA対策では、髪も身体の一部であるという考え方が大切です。
しっかり栄養や睡眠をとり、マッサージやシャンプーでいたわってあげれば頭皮環境も良くなっていくものです。その上で育毛剤や発毛剤を利用していくと、より効果を望めることでしょう。
この記事を参考に、日々のAGA対策を進めていってください。