湯シャンはベタつきに効果あり?適切な温度やメリット・デメリット

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最近では、海外セレブや国内の芸能人・モデルなど、美容に関心の高い方々が行っている、シャンプーを使わない洗髪「湯シャン」が話題です。そこで今回は、シャンプーを使用しない「湯シャン」の効果や、メリット・デメリットについてご紹介します。頭皮のベタつきや匂いが気になるときに、湯シャンを試してみてください。

お湯だけで汚れはどのくらい落ちるのか

壁に立て掛けられた温度計
多くの著名人が実践している湯シャン。しかし、シャンプーなしで洗髪しても汚れが本当に落ちるのか、疑問に感じる方もいるでしょう。
髪の毛についた汚れは、シャワーのお湯の温度が高くなるほど落としやすくなり、40度以上のお湯だとシャンプーと同じレベルの洗浄力が期待できるといわれています。そのため、シャンプーを使用しなくても湯シャンで頭皮の汚れを、十分落とすことができるでしょう。ただし、お湯の温度が40度以上の高温だと、頭皮に負担が掛かり過ぎてしまう恐れがあります。
したがって、湯シャンをする際はシャワーの温度を36~38度に設定して、いつものシャンプーよりも時間を掛けて頭皮を洗浄しましょう。

湯シャンのメリット

シャンプーを使う洗髪から湯シャンに切り替えると、どのような効果が期待できるのかについてご紹介します。

フケ・かゆみが減少

湯シャンに切り替えると、シャンプーやコンディショナーを使用しなくなるため、洗浄成分による皮脂の落とし過ぎを防げるようになります。また、シャワーで洗い残した成分が頭皮に残ることもありません。これにより、フケやかゆみといった頭皮トラブルの改善が期待できるのです。

頭皮の匂いが改善

湯シャンを継続すると、頭皮で分泌される皮脂の量が適切な状態に保たれ、頭皮環境が良好になります。さらに、頭皮にもともと住んでいる良い菌の働きも活発化し、頭皮を清潔な状態に整えたり、臭いが改善されたりするのです。

湯シャンのデメリット

前項では、湯シャンを行うことで得られるメリットをお伝えしました。しかし、シャンプー剤を使わないことによるデメリットもあるのです。

ふわふわ感がなくなる

湯シャンを始めたばかりの頃は、髪の毛にややベタつきを感じることがあります。そのため、シャンプーやコンディショナーを使って保たれていた髪の毛のふんわり感が、失われたように思うかもしれません。とはいえ、頭皮が湯シャンに慣れていくにつれて、頭皮がベタつくような状態は徐々に改善されるでしょう。

ツヤがなくなる

シャンプーやコンディショナーには、髪の毛にツヤを与えるさまざまな成分が含まれています。洗髪が湯シャンだけになると、髪の毛がキシキシしたりツヤがなくなったように感じたりするかもしれません。

髪のキシキシを解決する方法

シャンプーのボトルひとつ
湯シャンを始めてから髪の毛がキシキシしてしまうことがありますが、工夫次第でその不快感を減らせます。
まず、最初から毎日湯シャンするのではなく、2~3日に1回は通常通りシャンプーを使いましょう。慣れてきたら徐々に湯シャンの回数を増やしてください。
他にも、湯シャンの回数を週に1回程度にして、無理のないペースで行う方法もおすすめです。また、頭皮のベタつきが気になるときは、お湯の温度を少しだけ高めて、頭皮の汚れを洗浄しやすくしてみましょう。
以上の方法から、自分に合う湯シャンを無理なく続けてください。

おわりに

今回は、湯シャンの効果とメリット・デメリットについてご紹介しました。
シャンプーから湯シャンに切り替えることで、頭皮の匂い改善やフケ・かゆみの予防につながります。しかし、湯シャンに慣れて頭皮環境が整うまで、やや時間が掛かるでしょう。湯シャンを無理なく続けられるように、まずは週1回程度から始めてみてください。