最近髪の毛がよく抜ける!?10代からはじめる薄毛予防3選

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髪の毛が抜ける脱毛症は、10代の若者でも決して無縁とは言えません。スタイリング剤の使い方が間違っていたり、不規則な生活を続けたりすると、10~20代でも大切な髪の毛を失う可能性があります。

今回は、10代のうちからはじめたい薄毛予防の方法を3つご紹介します。大事な髪の毛を守り抜くためにも、今からしっかり対策をとりましょう。

10代で薄毛になる原因

10代で薄毛を招くとされる主な原因には以下の3つが挙げられます。

過剰なダイエット

特に、女性に多いと考えられている原因です。過剰なダイエットにより栄養不足になると、抜け毛が引き起こされます。人間は必要な栄養素を摂取することで身体機能を維持することができるため、髪の毛にも成長に必要なエネルギーがなければ健康的に育ちません。

健康な髪は毛根内部の細胞分裂で作られます。栄養不足になると毛根の働きが弱るため、薄毛につながるのです。ダイエットをするときは断食などの方法はとらず、必要な栄養素はきちんと補給しながら健康的に行いましょう。


ヘアスタイリング剤の間違った使用

若者の多くが使用しているワックスなどのヘアスタイリング剤。適切に使う分には問題ありませんが、ヘアスタイリング剤を付けたまま就寝したり、薬剤を頭皮そのものに塗布したりすると、毛根を傷つけて髪の毛の成長を妨げます。ヘアスタイリング剤は正しく使用すること。そして付けたその日は必ずシャンプーで洗い落としましょう。

不規則な生活習慣

寝る時間も定まらず、食事も偏っている。そんな不規則な生活習慣を長く続けていると、いつの間にか髪が薄くなる恐れがあります。睡眠時間が少ないとストレスがたまりやすく、自律神経も乱れがちに。自律神経が正常に機能しなければ、血行不良を起こして毛母細胞に必要な栄養素が届きにくくなります。


薄毛と遺伝の関係

薄毛は、遺伝と深く関係していると考えられています。中でも母方の遺伝によって薄毛は引き継がれると考えられていますが母親自身は女性ホルモンによって薄毛にはなりにくいため、母方の祖父の髪の傾向を参考にすると良いでしょう。

男性の薄毛は遺伝しやすい?

遺伝によって薄毛リスクは高まると考えられていますが、薄毛の原因にはさまざまな要素が複雑に絡み合うケースもあり、一概にどのくらいの確率で遺伝するか定かではありません。

また薄毛を引き起こす遺伝は、男性ホルモンの量ではなく、男性ホルモンが薄毛を引き起こすジヒドロテストステロンへと変換される際の感受性の強さに現れると考えられています。

しかし女性は、女性が本来持っているエストロゲンの作用から、薄毛になりにくい傾向にあります。そのため、男性の方が薄毛遺伝子の影響を受けやすいと言えるでしょう。

女性の薄毛は遺伝する? しない?

女性でも、遺伝によって薄毛になる方がいます。上記で述べた通り、女性はエストロゲンと呼ばれるホルモンを多く有しています。

このエストロゲンは髪の成長を促し髪の成長期間を持続させる役割があります。そのため、薄毛遺伝子を有していてもその影響を受けにくいと考えられています。

10代からはじめる薄毛予防

薄毛の症状はいつ起こるか分かりません。男女共に、10代の頃からしっかり予防することが大切です。

シャンプーで髪の毛も頭皮も清潔に

シャンプーをしている少年 たとえ若くて健康的な髪の毛であっても、不潔な状態で放置するとツヤやコシが失われ、やがて細くなって抜けてしまう危険性があります。ヘアケアの大前提として、髪の毛と頭皮を清潔にするために毎日シャンプーをしましょう。

シャンプー剤は自分に合ったタイプのものを厳選します。敏感肌の人は、肌との親和性が高いアミノ酸シャンプーがおすすめです。

夜更かしをしない

夜更かしする生活を続けると、最低限必要な睡眠期間が確保できません。睡眠不足はストレスの原因となり、その影響は頭皮にも波及します。

さらに、睡眠中に分泌が活発となる成長ホルモンの働きも悪くなります。
若くて体力があっても、無理な夜更かしは避け、できるだけ早めの就寝を心掛けましょう。


栄養バランスの良い食事をとる

栄養バランスが整った食生活は全ての健康につながり、薄毛予防にもなります。ただ、バランスのとれた食事を意識するだけでなく、髪の毛の成長に欠かせない栄養素が入った食生活を目指すと良いでしょう。特に、以下の栄養素の入った食べ物を意識して取り入れてみてください。

●タンパク質
●亜鉛
●ビタミンA
●ビタミンC
●ビタミンE
●カルシウム
●鉄分

上記の栄養素が多く含まれたおすすめの食べ物は、「卵」「青魚」「クルミ」「緑黄色野菜」「カキ」などです。


おわりに

抜け毛の症状は10代からはじまる場合もあります。その主な原因は、不規則な食生活や栄養不足、遺伝などが考えられますが、適切な予防策を講じることで髪の毛の健康は守ることができます。

間違ったヘアスタイリング剤の使い方や急激な減量などは避け、頭皮環境を健康に保つことができるような習慣を心掛けましょう。