髪が薄く見えるのは薄毛や抜け毛だけじゃない!切れ毛の原因と予防・対策

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薄毛や抜け毛の他にも、悩ましいヘアトラブルの1つに「切れ毛」があります。切れ毛によって、髪が薄く見えることがあるのをご存知でしょうか。

切れ毛とは、ダメージなどが原因で髪の毛が途中で横に切れる状態をいいます。抜け毛や脱毛症とは原因が異なるため、当然予防や対策も同様ではありません。

今回は、薄毛や抜け毛と同じように髪を薄く見せてしまう、切れ毛の原因と予防・対策についてご紹介します。

抜け毛と切れ毛の違いとは?

どちらも髪の毛が薄く見えてしまう、抜け毛と切れ毛の違いは何でしょうか。
抜け毛は、ホルモンバランスの乱れや遺伝、その他の感染症などにより、根元から抜けた髪の毛のことです。

一方で切れ毛は、紫外線などのダメージや栄養不足で髪の毛がもろくなり、絡み合いやブラッシングなどの力が加わることで、髪の毛の途中や毛先が切れる状態を指します。
全体的に短い髪が目立つようになり、頭髪のボリュームが減るため、髪が薄く見えるようになります。

切れ毛が起きる原因とは?

ロングヘアーの女性後姿と毛先の拡大 切れ毛が起きる代表的な原因として、次のことが挙げられます。

乾燥による髪の毛へのダメージ

日焼けや紫外線の影響、不適切な髪の洗い方、タオルなどの刺激によって髪の毛同士の摩擦が起こります。髪の毛同士が摩擦を起こすと、髪の毛に小さな傷が付くことで髪が弱まり、切れ毛の原因になります。

髪のカラーリング・パーマでのダメージ

おしゃれを楽しむカラーリングやパーマですが、使われる薬剤は、髪の毛を刺激して傷める場合があります。切れ毛に悩んでいる場合は、髪が元気になるまで控えた方が良いでしょう。

無理なダイエットや偏った食生活

ダイエットのために、必要な栄養分を取らなかったり、バランスの偏った食生活を続けていたりしていると、髪の毛にとって必要な栄養分が不足し、切れ毛の原因となります。

切れ毛に対する予防と対策

シャワーを浴びる後姿 切れ毛の原因である髪の毛の摩擦を減らすため、普段の洗髪にも注意が必要です。
髪を洗うときは頭皮洗髪を心掛け、髪の毛よりも指を使って頭皮をマッサージするように洗いましょう。この洗い方なら髪の毛の摩擦が少なくなるだけでなく、頭皮の血行にも作用します。

また、肌に合わないシャンプーや洗浄力の強すぎるシャンプーは控え、週に数回お湯だけで洗髪するのもおすすめです。これはシャンプーの刺激が髪にダメージを与えていることがある他、お湯だけでも髪の汚れや余分な皮脂を落とすことが可能だからです。

洗髪後のぬれた髪はダメージを受けやすく、少しの刺激で髪に傷が付きそこから髪の水分は失われていきます。
このようなダメージからの乾燥を防ぐため、ぬれた髪を乾かす際は、まずタオルで髪の毛全体を包みこすらないように水分を取ります。次に、毛先にヘアオイルを付けてからドライヤーで丁寧に乾かしましょう。

日焼けや紫外線によるダメージの対策には、肌と同様のUV対策が可能です。紫外線をカットする帽子や日傘などを用いて、強い日差しや紫外線が髪の毛に直接当たらないようにし、切れ毛の原因となる紫外線のダメージを減少させます。

栄養不足による切れ毛を予防するには、規則正しい生活習慣が必要です。睡眠不足や不規則な生活では、頭皮や髪も傷みます。
栄養バランスの取れた食事を基本として、髪の材料であるアミノ酸を摂取するために、良質なタンパク質を含んだ食事メニューを取り入れましょう。

おわりに

薄毛や抜け毛だけなく、切れ毛も髪を薄く見せてしまいます。
切れ毛が起きる原因は、今回ご紹介したもの以外にもさまざまなものがあると考えられています。 中でも 髪の洗い方や乾かし方、食事のメニューを意識することにより、切れ毛を未然に防ぐことが可能です。

ぜひ、毎日の生活の中で切れ毛の予防・対策を習慣づけましょう。