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毛・抜け毛研究所

2016.09.12

  • 抜け毛

    【男女別】20代からできる薄毛・抜け毛の対策4つ

    薄毛や抜け毛の対策は、薄毛や抜け毛が起こりやすくなる40~50代くらいから行うものと考えている方、実は抜け毛・薄毛対策は20代から行った方が良いことをご存じでしょうか?

    髪が健康に育っているうちから頭皮環境や体内環境に気を付けることで、将来薄毛や抜け毛になるリスクを抑えることができるのです。

    また薄毛・抜け毛は、男性だけに起こるものではなく、女性特有の薄毛・抜け毛の原因もあります。将来起こるかもしれない薄毛や抜け毛のリスクに備えて、今回は男女別に若いうちから気を付けたい薄毛・抜け毛の対策についてご紹介します。

    男性が注意したい薄毛・抜け毛対策

    男性の場合は、男性ホルモンの分泌量が多くなることやワックスなどの整髪剤などが抜け毛や薄毛の影響を与えることがあります。

    過度なトレーニング

    ダンベルを持ち上げる手
    体内には男性ホルモンと女性ホルモンが存在し、男性と女性でこの比率は異なります。しかし、何かが原因でこのホルモンバランスが崩れてしまい、男性ホルモンの分泌量が多くなってしまうことがあります。男性ホルモンの1種「テストステロン」が過剰分泌され、これが影響して強力な脱毛作用がある「ジヒドロテストステロン」の分泌を促してしまいます。その結果、抜け毛を促してしまう恐れがあるのです。

    男性ホルモンの分泌量が多くなる原因としては、「過度な運動」「不規則な生活習慣」「偏った食生活」などが挙げられます。特に過度なスポーツトレーニングは男性ホルモンの分泌に大きく影響するため、運動やトレーニングを長期間にわたって過度に行う場合には注意が必要です。

    整髪料を付けたらきちんと洗髪する

    ワックスなどには「合成界面活性剤」という髪を細くしてしまう成分が多く含まれています。短髪の男性に特に注意が必要なのは、髪に付けた整髪料が頭皮に付着してしまい、毛穴を詰まらせてしまう原因にもなる点です。
    これらを防ぐために、長時間ワックスを頭に付けたままにしておくことは避け、1日の終わりには必ずシャンプーで整髪料を落とすようにしましょう。

    また毛穴が詰まってしまった場合は、頭皮マッサージをして頭皮の血行を促すことをおすすめします。血行を促すことで、体内の老廃物が流れやすくなり、毛穴に詰まった汚れや皮脂などの排出を促し頭皮環境を健康に保つことができます。
    頭皮環境を正常に保つなら、ヘッドスパもおすすめです。毛穴の詰まりをキレイにするだけでなく、頭皮の血行を促進させて抜け毛や薄毛の予防にもなります。

    女性が注意したい薄毛・抜け毛対策

    最近は男性だけでなく、女性も薄毛や抜け毛に悩む方が増えています。女性の場合は、月経不順や過度なダイエット、巻き髪などのヘアセットで使用するアイロンやドライヤーなどのダメージも原因となる恐れがあります。

    過度なダイエットや月経不順に注意

    女性のお腹
    月経不順や過度なダイエットを行うと、ホルモンバランスが崩れて体の機能が低下します。
    特に女性には髪の毛を生やす働きをする女性ホルモンが多く流れていますが、何らかの原因によってこれらが減少すると薄毛や抜け毛を引き起こしてしまうことがあります。

    月経不順は、女性ホルモンの分泌を指令している脳の視床下部の機能が低下し、その結果ホルモンバランスが崩れることによって起こります。女性ホルモンである「エストロゲン」は、頭皮の皮脂を抑え髪の毛をサラサラに保つなど、髪の健康に大きく影響するホルモン物質です。

    また、過度なダイエットによる体重の減少も、月経不順を引き起こし抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。また過度なダイエットは栄養失調を引き起こし、髪に必要な栄養そのものが不足してしまう恐れもあります。

    ドライヤーやヘアアイロンを使いすぎない

    ドライヤーやヘアアイロンなどで髪をセットする際に、髪に熱を当てすぎたり間違った使い方をしたりすると薄毛の原因となることもあります。

    頭皮は熱に弱いため、ドライヤーは20cm程離して風を当てましょう。また、頭皮からしっかり乾かしていくことも大切です。頭皮がぬれた状態だと、そこから雑菌が繁殖する恐れがあります。全体が乾くまでしっかり掛けましょう。

    ヘアアイロンを使用する際には、専用のスタイリング剤を使用し、熱から髪の毛をしっかり守って、切れ毛などにならないように気を付けましょう。

    おわりに

    薄毛や抜け毛は、一度なってしまうと再び髪の毛が健康に生えてくるまでに長い時間がかかります。髪が元気で健康な若いうちから、整髪料の使い方やトレーニング方法、ダイエットなどの方法に気を付けて、髪が健康でいられる頭皮環境を守るよう心掛けましょう。

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