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毛・抜け毛研究所

2022.10.31

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  • 豆知識

    【監修あり】髪の毛ボコボコ!日常生活に潜む原因と直し方を徹底網羅

    くせやうねりが生じて髪の毛がボコボコしている状態。
    その要因には遺伝的なものと日常生活によって影響を受けている場合の2つに大別されます。
    今回は髪の毛がボコボコになる原因や日常生活でのヘアケア方法、場合によっては美容室で施術を受けた方がいいなど、くせ毛の特徴から対処法まで徹底網羅しています。
    髪の毛がボコボコな状態をなんとかしたいと思っている方は必見です。

    髪の毛がボコボコする原因は?

    髪の毛がボコボコしている状態の原因は大きく2つに分けられます。
    ・遺伝によるくせ毛
    ・何かしらのダメージによるうねり、くせ
    くせ毛の場合、遺伝により髪の毛がボコボコしてしまっていることもあります。
    一方で普段の生活により、髪の毛や髪の生育環境に何らかのダメージが及びうねりやボコボコにつながっていることもあるのです。

    遺伝によるくせ毛の種類

    くせ毛の遺伝は優性遺伝とされています。
    両親のどちらか一方がくせ毛だった場合、その子がくせ毛になる可能性は比較的高め。
    くせ毛の度合いも遺伝によりさまざまですが、自然に改善させるのは難しい場合が多いもの。
    くせ毛の種類により日常生活の送り方によって改善はできるケースや、プロの力を借りる必要がある場合など対処法も異なります。
    それではくせ毛の種類を見てみましょう。
    【波状毛】
    比較的よく見られる一般的なくせ毛のタイプです。
    髪の毛をよく見てみるとS字のように緩やかなカーブを描いています。
    その方向やくせの強さ、出やすい場所なども人により個人差が大きいです。
    人によっては日々のスタイリングやヘアケアで直毛と大差のない状態を維持することも可能です。
    【縮毛】
    黒人の方に多く見られる強く縮れたチリチリとした印象を受ける髪の毛です。
    髪の毛は比較的固めで手触りもザラザラとした触感。髪の毛のツヤ感が感じられないのも特徴です。
    セルフケアでの改善は難しいケースがほとんど。
    【捻転毛】
    髪の毛をよく見てみるとコイル状にねじれが出ているタイプのくせ毛。
    ねじれが非常に細かく生じているので一本の髪の毛を指でなぞってみると手触りがボコボコとしています。
    毛髪異常であることも多いのでヘアケアでの改善が難しいのも特徴です。
    【連珠毛】
    1本の髪の太さは一定ではなく、球状のものが連なったようにボコボコとした髪の毛が連続しているような状態です。
    実際に手触りもボコボコしています。
    連珠毛は毛髪疾患であることが多く、子どもやアトピー性疾患の方に多く見られます。
    子どもの場合、成長とともに自然治癒することも多いようです。

    髪の毛がボコボコにつながるくせ毛を助長させる原因

    遺伝によるくせ毛の場合とは別に、日常生活の過ごし方などによりボコボコになることもあります。
    遺伝的なくせ毛でも、後天的なくせ毛でも髪の毛の断面を見ると直毛の方のような円形ではなく楕円形などをはじめとしたいびつな形をしています。
    髪の毛が円形に生えなくなることによって生じる、日常生活でくせ毛になる要因を紹介します。

    加齢、ヘアダメージ

    加齢により髪の内部のタンパク質が少なくなってしまい弾力が低下し、髪のうねりが強くなります。
    生来直毛の人でも加齢により髪の毛の栄養補給や細胞分裂がうまくいかずに、くせが生じることも。
    同じような意味合いでパーマ剤やブリーチ剤による化学的なダメージにより髪の内部の栄養素が少なくなり、髪の毛にうねりが生じることもあります。

    日常生活の乱れ

    日常生活が乱れ睡眠不足が続いたりストレスが蓄積してしまうと、髪に必要な栄養素が届きにくくなったり髪の健やかな成長に必要なホルモンバランスが乱れてしまいます。
    髪の毛がボコボコにならずにまっすぐ生えてくるためには、しっかりとした髪の毛が生えてくるのが大切。
    日常生活の乱れにより髪の生育環境がすこやかでなければ癖やうねりが生じてしまう要因になります。

    間違ったヘアケア

    髪がボコボコしていたり、ハイダメージな髪の毛を見つけると思わず抜いてしまいたくなりますが、髪の毛を抜くのは絶対NG。
    髪の毛を抜くことにより毛穴の形が変形し次に生えてくる髪の毛が円形状に生えてこなくなる可能性があります。
    そうなると結果的に生えてくる髪の毛が変形しボコボコとしたくせ毛になってしまうことも。
    また、ブローを怠ったり毛穴の汚れが落ち切らない頭皮環境は髪へのダメージが蓄積し、うねりやくせ毛につながってしまいます。

    髪の毛ボコボコの改善法。くせ毛を直すには?

    髪の毛がボコボコの状態を改善したり、できるだけくせをマイルドにするには日常生活のヘアケアも大切です。
    毎日しているシャンプーやトリートメント、ブローは正しい方法で行わないとくせやうねりを助長してしまう要因に。普段のヘアケアを見直して、正しいヘアケア方法をしましょう。

    シャンプー&トリートメント

    髪の毛がダメージを受けた状態は髪の毛がうねったりボコボコしたりするのでくせ毛につながってしまいます。
    日常生活で受けた髪の毛のダメージは、毎日のシャンプーやトリートメントでケアしていきたいですね。
    さらに毛穴の汚れをしっかりと落とすことで毛穴の丸みがキープでき、次に生えてくる髪の毛もしっかりとした円形に。
    そうなると髪の毛のうねりが低減し髪の毛のボコボコ感は少なくできるはずです。
    また、シャンプー後のトリートメントも大切。
    髪の毛は80%以上がケラチンでできていてダメージを受けることでケラチンが不足し、髪の毛の内部はスカスカに。
    ヘアダメージによって髪の毛がボコボコして手触りが悪くなってしまいます。
    トリートメントを使用して、髪の毛の内部に栄養を入れ保護しましょう。
    トリートメントを使用すると手触りやクシ通りがよくなり、髪の毛のスタイリングも格段に楽になります。
    トリートメントの浸透率を高めるために、シャンプー後に軽くタオルドライし、コームで髪の毛をとかし、適量塗布してください。

    ブロー

    髪の毛のダメージを少なくし、髪のうねりや栄養素の流出を防ぐためにはアウトバストリートメントを使用しましょう。
    自然乾燥は髪同士の摩擦を生じ、髪のダメージを促進させるので必ずしっかりと乾かすことが大切です。
    アウトバストリートメントはつけた後流す必要がないので、栄養成分をそのまま髪の毛に残せます。
    シャンプーやトリートメントと併用することで効果を発揮するものや、効果を補うものもあります。
    また、髪の毛のボコボコを目立たなくさせるには髪の毛のツヤ感は重要。
    ブローをする際のドライヤーの当て方も大切です。
    ドライヤーは髪の毛に対して上から斜め45°の角度であてるとキューティクルのダメージが少なくツヤツヤとした髪の毛をキープしやすくなります。
    ドライヤーの当て方が逆になってしまうとキューティクルが開き、髪がパサつき乾燥しやすくなるのでうねりやボコボコの原因になります。

    美容室でできるくせ毛対処法「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」

    自宅でのヘアケアで髪のボコボコやくせを改善するのが難しい場合も多いでしょう。
    そんな時は美容室でプロに頼ってしまうのも1つの対処法です。
    くせの状態により施す対策は異なりますが、大きく分けて縮毛矯正とストレートパーマのいずれかであるのがほとんどです。

    縮毛矯正とストレートパーマの違い

    それでは、縮毛矯正とストレートパーマの違いについて見ていきましょう。
    ストレートパーマ 縮毛矯正
    料金相場(カット料金含む) 10,000円〜15,000円 15,000〜20,000円
    施術時間 2〜3時間 3〜4時間
    仕上がりで期待できる効果 ・ボリュームダウン
    ・パーマを除去
    ・軽いうねりをストレートに
    ・ひどいくせやうねりをストレートに
    ・波打つ髪の毛をストレートに
    ・湿気で広がる髪の毛をおさえる
    髪の毛への負担 少ない 多い
    もち 2ヶ月ほど 2〜3ヶ月
    【ストレートパーマ行程】
    ①カウンセリング
    ②シャンプー
    ③1剤塗布(髪の毛の状態によって薬剤選定)
    ④時間置く(髪の毛の状態によって置く時間が変わる)
    ⑤1剤流す
    ⑥ブロー
    ⑦2剤塗布
    ⑧流してトリートメントしてブロー
    【縮毛矯正行程】
    ①カウンセリング
    ②シャンプー
    ③1剤塗布(髪の毛の状態によって薬剤選定)
    ④時間置く(髪の毛の状態によって置く時間が変わる)
    ⑤1剤流す
    ⑥ブロー
    ⑦ストレートアイロン
    ⑧2剤塗布
    ⑨流してトリートメントしてブロー
    ストレートパーマと縮毛矯正の違いは、ストレートアイロンをするかしないか、使用する薬剤が強いか弱いかです。
    縮毛矯正の方がより強力な薬剤を使用する場合が多いので、髪の毛への負担も大きくなります。

    ストレートパーマ・縮毛矯正にそれぞれ向いている髪の毛は?

    ストレートパーマは、軽いうねりやパーマを除去し、髪の毛のボリュームをおさえられます。
    ●軽いくせがあって毎日のスタイリングがしづらい人
    ●今より髪の毛のボリュームをおさえたい
    ストレートパーマによる多少の変化を求める人には向いています。
    ストレートアイロンを使用しない施術のため、見違えるような変化はありません。
    縮毛矯正に比べると、施術時間や髪の毛への負担も少ないので、あまり髪の毛に負担を与えたくはないけれど、今よりはいい状態にしたいと考える人にはオススメです。
    「なんとなくスタイリングが楽になったな」と感じる程度の変化なので、強いくせや湿気で髪の毛が広がる人には、向かないでしょう。
    一方で縮毛矯正は
    ●くせが強く自分のスタイリングだけではどうにもならない人
    ●髪の毛のくせをしっかりとのばしボリュームをおさえたい人
    ●髪の毛が太く・硬くストレートパーマでは効果が見込めない人
    などが向いています。
    縮毛矯正はストレートアイロンで熱をあててしっかりとくせをのばしていく施術です。
    ストレートパーマに比べると髪の毛への負担が大きいのでブリーチ毛やハイダメージ毛の場合、施術を慎重に検討する必要があります。

    まとめ

    髪の毛がボコボコでくせのある状態には、日常生活の過ごし方も大きく影響していることがわかりました。
    毎日のヘアケアで髪のダメージにつながる原因を少しずつ取り除き、理想の髪の毛を手に入れましょう。
    また、時には美容室でプロの力を上手に取り入れるのもひとつの方法です。
    毎日のヘアケアにかける時間を短縮できれば、その分あなたの毎日の時間も充実するはず。
    自分の髪の毛の特徴を捉え、理想的なヘアライフを過ごしたいですね!
    監修者:繁和泉
    看護師、予防医学士として17年。その中で毛髪再生外来の診療に携わる。薄毛にともなう患者さんのお悩みに寄り添いながら、医学的なアプローチも含め「長い目で見た」毛髪のための日常生活やケアについての指導を個別性に合わせて提供。
    同時に、情報化社会の中でWEBコンテンツで「正しい情報をわかりやすく」発信することに精を出す。
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