育毛に効果のある食べ物は?育毛効果のある栄養素をご紹介

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食事が育毛に与える影響は小さくありません。偏った食生活が続くと、髪の発育に必要なタンパク質やミネラルが足りなくなり、薄毛の原因となるのです。
髪の毛の成長を促すためにも、頭皮の細胞に必要な栄養素を把握しておきましょう。
そこで今回は、育毛に効果のある栄養素とそれらを多く含む食べ物、また食事するとき気をつけたい点などをご紹介します。

育毛に効果のある食べ物は?

育毛に効果のある代表的な栄養は、「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」「ポリフェノール」「大豆イソフラボン」です。

育毛効果のある栄養分1:タンパク質

髪の毛は基本的に「ケラチン」と呼ばれるタンパク質により構成されます。この栄養分を取り込める食べ物は、牛肉や卵などです。

育毛効果のある栄養分2:ビタミン

ビタミンは、毛母細胞の働きを活性化させ髪の毛の成長を促します。ビタミンを補給できる食べ物は、野菜や魚介類です。

育毛効果のある栄養分3:ミネラル

ミネラルの中でも特に亜鉛は、抜け毛を抑えるとともにケラチンの生成もサポートしてくれます。亜鉛を多く含んでいる食べ物としては、牡蠣(カキ)が有名です。

育毛効果のある栄養分4:ポリフェノール

ポリフェノールは頭皮の新陳代謝を活性化させ、育毛を促進します。果物や野菜、また豆類を食べるとポリフェノールを摂取できます。

育毛効果のある栄養分5:大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは女性ホルモンに近い働きをもち、ホルモンバランスの乱れによる抜け毛を予防します。豆腐や納豆は、この栄養分を含む代表的な食材です。

食べすぎてもダメ?

育毛に効果のある食べ物でも、過剰に摂取するとトラブルを招きます。育毛効果を高めるためといっても、食べすぎないよう注意してください。

牛肉や卵の食べすぎはダメ

牛肉や卵の食べすぎはダメ 牛肉には、タンパク質だけでなく脂質も含まれます。脂質は、皮脂を過剰分泌させる恐れのある成分です。皮脂が頭皮の毛穴をつまらせる可能性も高く、頭皮環境の悪化につながります。
卵は、タンパク質以外にコレステロールも多く含みます。コレステロール値が高いと悪玉コレステロールも増えるため、体全体の健康にとって悪影響を及ぼします。

ビタミンや亜鉛の過剰摂取にもリスクあり

ビタミンを短期間の内に多く摂取すると、「過剰症」を引き起こす恐れがあります。ビタミンAの過剰摂取は頭痛やめまいを発症する原因の1つといわれ、またビタミンB6は神経系に悪影響を与える栄養素として知られています。亜鉛の過剰摂取もおすすめできません。サプリメントの過剰摂取で吐き気や腹痛に悩まされた人もいます。これらの栄養分に限らず過剰摂取は避けて、バランスの良い食生活を心がけましょう。

生活から見直すことも大切!

育毛には成長ホルモンも必要です。同時に、血の流れが良くなると多くの栄養分を頭皮の細胞に届けられます。不規則な生活を送っている方は、これらの機能を正常化させるためにも生活の見直しを始めましょう。

睡眠をしっかりとる

睡眠をしっかりとる 成長ホルモンの分泌量が増えると、新しい細胞を生成する力が強まり健康的な髪の成長をもたらします。深い眠りに入っているとき成長ホルモンは盛んに分泌されるため、十分な睡眠時間が分泌量の増加につながるのです。

ストレスをため込まない

血行不良の原因ともなるストレスは、たまりすぎると育毛も妨げられます。できるだけストレスフル生活を送らないためにも、日頃から適度な運動や趣味を通してストレス発散を心がけましょう。

目の疲れを癒す

目の疲れも、健全な育毛を妨げる原因です。眼精疲労は、血行を悪くするだけでなく髪の栄養も奪います。長時間にわたるパソコンやスマホの連続使用を避けるだけでも目の疲れを癒やせるため、こまめな休憩を心がけてください。

おわりに

髪の成長は、さまざまな栄養素の働きに支えられています。 今回ご紹介した栄養素が十分に育毛効果を発揮するためには、バランスのとれた食事、そして睡眠時間の確保やストレス解消などを気にしたいところです。これらに気を配った生活を継続できれば、成長ホルモンの分泌量の増加とともに血行も良くなり、頭皮の育毛環境は良好になるでしょう。
髪の毛の成長を守るためにも、ぜひ生活スタイルを見直してみてはいかがでしょうか。