乾燥する季節は、髪がパサついて傷みやすいだけではなく、静電気の影響を受けやすくなります。髪の毛が顔に貼りついたり、浮いてしまったりするのも静電気が原因です。髪の毛へのダメージを減らすためにも、今回ご紹介する静電気対策をお試しください。
髪の毛の静電気ってどうして起きるの?
乾燥して傷んでいる髪の毛に起こりやすい静電気。これは物と物同士がこすれて起こる摩擦が関係しています。その摩擦が髪の毛との間で発生し静電気になると、髪の毛がうまくセットできなかったり、浮いてしまったりするのです。
他にも、体の静電気が髪の毛に影響を与えているケースが考えられます。例えば、静電気が起きやすい素材の服を着ているとき、服と服がこすれたときなどに、髪の毛にも静電気が起こってしまうのです。特に、空気の乾燥や静電気が発生しやすいセーターを着る冬場は、髪の毛の静電気対策を怠らないようにしましょう。
髪の毛の静電気を防止する方法
髪の毛の静電気を防ぐために、今日からできる対策をご紹介します。美容や健康の面でもメリットがある方法ですから、ぜひ取り入れてください。
髪の毛の乾燥を防止する
髪の毛の乾燥を防ぐことで、静電気対策につながります。具体的な方法ですが、お風呂上がりに洗い流さないトリートメントやオイルで保湿をして、髪の毛にうるおいを与えましょう。
髪の毛を保湿すると静電気の予防ができるだけではなく、パサつきなどのダメージから髪を守るというメリットがあります。
湿度が下がらないようにする
空気が乾燥しやすい冬場には加湿器をつけて、部屋の湿度を40~60%に保ちましょう。自宅に加湿器がない場合は、エアコンの風が当たるところに濡れタオルをかけておく、室内に水の入ったコップを配置する、お風呂上がりに浴室のドアを開けて湿気を室内に送る、などの工夫をしてください。
水分を小まめに摂る
体内の水分量が不足してしまうと、乾燥して静電気が起こりやすくなります。そのため、のどが渇いていなくても、水分を小まめに摂るように心掛けてください。一度にたくさんの水分を摂るのではなく、少量の水分を何回かに分けて飲むのが適切です。また、体から水分を排出させてしまうカフェインの摂取は、なるべく控えましょう。
静電気が起きにくい素材の服を着る
天然素材の木綿・シルク・麻などで作られた衣服は、静電気が発生しにくいといわれています。静電気が起きにくい服を着て、髪の毛の静電気も予防しましょう。一方、ポリエステル・ナイロンなどの合成繊維、天然素材のウールで作られた衣服は静電気が発生しやすいため、注意が必要です。