つむじが薄いかチェックしよう!薄毛対策のマッサージは?

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髪の毛の密度が少ない頭頂部のつむじは、頭皮も見える部分です。しかし、おでこや顔とは違って、自分ではなかなか確認しづらい場所。そのため、髪の毛の状態や抜け毛の本数、つむじの薄さなどをこまめにチェックする必要があります。
また、場合によってはつむじの薄毛対策に効果的な、マッサージや育毛剤の活用も大切です。今回は、つむじのチェック方法と、薄毛対策についてご紹介します。

自分のつむじの状態をチェック!

つむじの状態を自分で確認することは、なかなか難しいかもしれませんが、鏡や写真でチェックすると確認しやすくなります。主なチェックポイントは、以下のとおりです。
(1)頭皮の色が赤っぽくなってくる
(2)つむじの回りの髪が減った、または細くなった
(3)渦を巻かなくなった
(4)つむじ付近に短い毛が多い
(5)髪質が細く柔らかい
(6)おでこが広くなってきた
(7)抜け毛が増えている
(8)フケやかゆみが増えている
健康的なつむじは周囲の髪の毛が太く、つむじ回りの毛量にも変化はありません。つむじ周りの髪の毛をつまんでみて、ハリやコシが確認できれば健康的な髪の毛であるサインです。他にもフケやかゆみなど、頭皮環境の悪化を示す特徴がなければ、頭皮環境は正常でしょう。
一方、頭皮が透けて見えるくらいつむじ回りの髪の毛が減っていれば、頭皮の状態は決して良好とはいえません。また、「髪の毛にハリやコシがない」「髪の毛が細い」「抜け毛の本数が増えた」などの変化は薄毛つむじの特徴です。これらの状態が確認されたときは、なるべく早期に抜け毛・薄毛対策を講じるようにしてください。

1日の抜け毛の平均本数は?

手の平にたくさんの抜け毛
健康的な頭皮でも、1日に50~100本ほど抜けるとされています。つまり、この範囲内での抜け毛であれば、特に気にする必要はありません。
また、季節によっても髪の毛の抜ける量は変わります。1年のシーズンのうち、もっとも抜けやすいのは秋です。秋に髪の毛が抜けやすくなる理由は、夏で受けた紫外線のダメージが頭皮に蓄積され、秋になり抜け毛という形で症状化するためです。健康的な頭皮の方でも、夏から秋にかけての抜け毛対策は重要です。

つむじの薄毛対策の方法

つむじの薄毛対策には、シャンプーやマッサージ、育毛剤、内服薬があります。以下にポイントをまとめましたので、参考にしてください。

シャンプー

シャンプーは、肌にやさしいアミノ酸系のタイプがおすすめです。アミノ酸系シャンプーは皮脂を落とし過ぎず、適度な範囲で洗浄できます。シャンプーする際は、やさしくもみ込むようにして頭皮全体を洗ってください。

マッサージ

頭皮の血行を促進させるマッサージも、つむじの薄毛対策として有効です。頭皮は体の他の諸器官と比べて、栄養素が届きにくい部分。マッサージで刺激して、栄養素の運搬をサポートしましょう。

育毛剤

血行促進や毛母細胞の活性化に有効な育毛剤の使用もおすすめです。育毛剤の効果や有効成分は種類によってさまざまで、今ある髪の毛の成長を促すタイプもあれば、新しい髪の毛の発毛を手助けする発毛剤製品もあります。医師や専門家のアドバイスを受けて、症状・原因・体質に合うタイプを選択してください。

内服薬

つむじ薄毛の受診は皮膚科でも行っており、治療薬としてプロペシアやフィナステリドなどの内服薬を処方されることがあります。これらの治療薬は、抜け毛をおさえ髪の毛の成長をバックアップするうえで効果的とされています。

つむじが薄い方におすすめの髪型

つむじが薄くなっても、ヘアスタイルの工夫次第で目立たなくすることができます。

ショートモヒカン

短く切った髪の毛の残りをトップに集め、ボリュームを持たせるスタイル。つむじ回りの薄い部分をうまくごまかしながら、見た目もおしゃれです。モヒカンならトップに髪の毛を集めても、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。

オールバック

オールバックをした男性の姿 オールバックにすると、髪の毛全体が頭頂部と側頭部に集まるため、つむじの薄さが目立たなくなります。髪のボリュームが多い方におすすめです。

ツーブロック

両サイドを刈り上げるツーブロック。トップにアクセントが生まれておしゃれ感が増し、つむじの薄毛をうまく隠すことができます。

おわりに

自分では気付きにくいつむじ薄毛も、周囲の髪の量やハリ・コシ・細さなどのチェックで確認できます。特に、抜け毛の本数が増えてきたと感じるようであれば、鏡や写真を撮ってつむじ回りの状態をチェックしましょう。薄毛の兆候が見られるならば、シャンプー・マッサージ・育毛剤などで、薄毛対策を講じてください。