髪を抜く癖のある人は要注意!女性に多い抜毛症

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意味もなく髪の毛を抜きたくなる「抜毛症」。特に女性に多くみられると言われるこの症状はなぜ起こるのでしょうか。

今回は、抜毛症の原因や症状や治療方法についてご説明します。髪を抜く癖のある方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

抜毛症について

理由もなく髪の毛などを抜いてしまう抜毛症。では一体「抜毛症」とは、具体的にどういった症状がみられるのでしょうか。ここでは抜毛症について詳しくご紹介します。

抜毛症とは

抜毛症とは、衝動的に体毛を抜きたくなる精神疾患の1つと考えられています。抜きたくなるのは髪の毛だけでなく、眉毛や脇毛、陰毛など、生えているものなら何でも抜きたくなるというのがこの病気の特徴です。

抜毛症の原因

抜毛症に影響を与えている多くは、ストレスと言われています。大きなストレスを抱え込み、自律神経が乱れていく中で、衝動的に髪の毛などの体毛を抜いてしまう。

これが単なる癖ではなく無意識的に抜く習慣があるのなら、抜毛症の可能性が考えられます。その際は、一度医療機関を受診し、早期のうちに相談しましょう。

抜毛症の症状

あらゆる体毛を手当たり次第抜いてしまうため、体毛のある部分に大きな影響を及ぼします。

その中でも特に深刻なのが頭皮です。髪の毛を無理やり引き抜くことを続ければ、頭皮へのダメージは計り知れません。傷付いた頭皮からばい菌が入れば、炎症やかゆみ、感染症などを引き起こす恐れもあります。

抜毛症が疑われたら

女性に多いと言われる抜毛症ですが、男性もまた同じく発症してしまうことがあるとされています。症状が疑われたら、迷わず医療機関を受診するようにしましょう。

女性に多い理由

お腹を押さえる女性 抜毛症が男性より女性に多い疾患と考えられている理由は、生理やホルモンバランスの関係が1つの要因となると指摘されています。

生理やホルモンバランスの乱れが起こると、自然とストレスも抱えやすくなります。そうした女性ならではの体質が、抜毛症を誘発するリスクを高めていると考えられています。

抜毛症は男性にも増えている

男性でも、全く抜毛症にならないとは言えません。最近は成人男性の間で抜毛症になる人が増えています。ストレスの多い生活を送っている男性は要注意です。

一度抜毛症になってしまうと、さらにストレスを感じる場合もあるため、医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。

抜毛症治療は何科を受診すべきか

薄毛や抜け毛で悩む場合、皮膚科やAGAクリニックを受診することが多くありますが、抜毛症の場合は皮膚や髪そのものの問題とは異なるため、精神科や心療内科で相談するのが良いでしょう。

精神科や心療内科では、まずはカウンセリングで問診を行い、それぞれに合った対処法をとることになります。一般的には、抗うつ剤などを投与する薬物療法、考え方や行動を自分でコントロールできるようにするための認知行動療法などで症状の改善を試みます。


抜いてしまったら毛はまた生える?

抜毛症で抜いてしまった毛のことを心配される患者さんも多いでしょう。基本的に髪の毛は、ヘアサイクルという髪の成長周期の中で生えたり抜けたりを繰り返しているため、常に新しい髪の毛が生まれていることになります。

毛が生えるサイクルについて

ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つからなります。髪の毛がもっとも多く生えてくるのが成長期で、この期間は長くて6年。退行期や休止期の期間は髪の毛の成長が止まっている状態ですが、成長期を迎えると再び髪の毛が生えてくることが期待できます。


ストレスをためないためには?

髪を抜く癖をなくすには、まずストレスをためない生活を送ることが大切です。休日はなるべく自分の好きなことに時間を費やしてリフレッシュするなど、ストレスを減らす工夫を心掛けましょう。また、1日7~8時間の睡眠時間を確保することも、ストレスを解消に役立つとされています。

おわりに

今回は、抜毛症の原因や症状や治療方法について詳しくご説明しました。
この抜毛症は、通常の抜け毛と違い頭皮環境や髪の毛そのものに問題があるわけでなく、背ストレスによる精神的な影響が大きいと考えられています。つい髪の毛を抜きたくなってしまう症状が現れたら、すみやかに医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

また日々の生活の中でも、睡眠時間の確保や適度な休息によってストレスをため込まないような習慣を心掛けましょう。