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毛・抜け毛研究所

2022.05.20

  • 豆知識

    次に流行るのは?注目成分ウチワサボテンオイル

    「ウチワサボテンオイル」を知っていますか?
    次に流行ると言われている美容用品、ウチワサボテンオイル。
    ウチワサボテンオイルとは一体どのようなもので、どのような効果が期待できるものなのかを解説していきます。

    ウチワサボテンとは?

    ウチワサボテンは、南米を原産とするサボテンの一つ。
    北米・北アフリカ・タイなどに生息しています。
    特徴的な平たい葉に黄色・赤・白の花を咲かせます。
    ウチワサボテンは、生息地周辺では鑑賞用はもちろん、美容・食用・治療などの様々な用途で使用される比較的ポピュラーな植物です。

    ウチワサボテンオイルが注目される理由

    ウチワサボテンオイルとは、その名前の通りウチワサボテンからとれるオイルですが、注目の秘密はその希少性と効能です。
    それぞれ詳しく見てみましょう。

    ウチワサボテンオイルの希少性

    ウチワサボテンオイル、またはサボテンシードオイルとも呼ばれるこのオイルは非常に希少性が高いことが特徴の一つです。
    ウチワサボテンオイルを抽出するためには、1年に1度収穫できる、フルーツポッドと呼ばれるサボテンの実の部分にある小さな種を利用します。
    この種はゴマ粒ほどの大きさで、人の手で一つずつ果肉から取り出されていきます。
    1リットルのウチワサボテンオイルを抽出するためには100万個、約8トンの種が必要です。
    そうして取り出した種からオイルを抽出しますが、これもまた手作業で、1リットルのオイルを抽出するのに約36時間かかります。
    原料である種の分別からオイルの抽出まで、全ての工程にとてつもない労力がかけられていることがおわかりいただけるでしょうか。
    こういった理由から、ウチワサボテンオイルは希少性が高いモノとして注目されています。

    効能

    ウチワサボテンオイルが注目される理由の2つ目は、オイルとしての効能です。
    美容の分野において、ウチワサボテンオイルには大きく2つの効能が期待できます。
    それが、「抗酸化作用」と「保湿作用」です。

    抗酸化作用

    抗酸化作用とは、紫外線・空気汚染・PM2.5などの外的要因から生じる肌の酸化を防ぐ作用のことを指します。
    ウチワサボテンオイルに大量に含まれるビタミンEには、こういった様々な外的要因からお肌を守る作用があります。
    抗酸化作用によるお肌の見た目に関するメリットは、シミ・しわ・くすみ・たるみといった、よくあるお肌の悩みの改善です。
    このビタミンEは、オリーブオイルの400倍、アルガンオイルの1.5倍と言われ、抗酸化作用のあるオイルとしては群を抜いています。
    お肌に若々しいハリやツヤを取り戻し、綺麗になるためのお手伝いをしてくれます。

    保湿作用

    次に保湿作用です。
    ウチワサボテンは、1日の最高気温が50度にもなる過酷な環境に生息しており、その環境に対応するため、最大で95%の水分を蓄えられる特徴を持ちます。
    その抜群の保水力は、美容の分野において肌の保湿に応用されています。
    ウチワサボテンオイルは、高い保湿効果を持つと言われるリノール酸が全成分の内61%を占めているのも特徴です。
    アルガンツリーから採取されるアルガンオイルも、ウチワサボテンオイルと同じく美容に良いとされていますが、アルガンオイルのリノール酸含有割合は31%程度。
    ウチワサボテンオイルの方が保湿力は圧倒的に高いのです。

    使用感

    抗酸化作用と保湿力に優れたウチワサボテンオイルですが、使用感はどうでしょうか。
    先ほどご紹介した、ウチワサボテンオイルに多く含まれるリノール酸は、オイルの中でも軽いテクスチャーが特徴です。
    オイルというと、どうしてもべたつくイメージを持ちがちですが、ウチワサボテンオイルはお肌への浸透が早いためべたつかず、非常に軽い使用感です。
    また、オイルを塗布した部分には油分による膜が張られるため水分を閉じ込める効果もあります。
    べたつかず、保湿力の高い特徴から、顔・ボディに加え髪の毛まで含めた全身のケアに使えるオイルなのです。

    どんな人におすすめ?

    実際のところ、ウチワサボテンオイルはどのような人におすすめなのか、自分に合うのか気になりますよね。
    多くの人におすすめしたくなる、魅力的なウチワサボテンオイルですが、特にエイジングケアをしたい人・敏感肌・乾燥肌の人・ニキビケアをしたい人におすすめです。

    エイジングケアに

    年齢に応じた肌ケアをしたい人へおすすめの理由は、ウチワサボテンオイルに配合されているビタミンEとリノール酸の含有量が多いことです。
    ウチワサボテンオイルに含まれるビタミンEには、血行を促す作用もあるため、お肌のターンオーバーを促進させます。
    ターンオーバーを促進させることで、ハリのある健康的なお肌の維持に繋がります。
    また、シミ・ソバカスが気になる場合にも、メラニン色素の排出を手伝う効果があるためおすすめです。

    敏感肌・乾燥肌に

    ウチワサボテンオイルは、先述の通り保湿力に非常にすぐれたオイルです。
    リノール酸の含有量が多いことと、オイルの膜が肌の水分を閉じ込めることで乾燥からお肌を守ります。
    また、ビタミンEにはお肌を外部の刺激から守るバリア機能をサポートする効果があるため、敏感肌の方にもおすすめです。
    刺激のない成分で構成されているウチワサボテンオイルは、敏感肌や乾燥肌、他にも混合肌の方でも安心して使えるオイルです。

    ニキビケアに

    インナードライ肌や混合肌の場合、ぴったりなケア用品を選ぶのが難しく、なかなかニキビのケアができない場合があります。
    ウチワサボテンオイルは、べたつかないテクスチャーと、きちんと浸透し、肌にうるおいを与え閉じ込める効果でお肌の健康状態を良く保ちます。
    また、エイジングケアの話でも解説した通り、ビタミンEにはターンオーバーを促す効果があります。
    古い細胞を押し出し、肌荒れなどを防ぐことに繋がり、ニキビの減少が期待できます。

    美容品としての実績

    ウチワサボテンオイルは、乾燥地帯であるサハラ砂漠に位置するモロッコで、国民だけでなく王室でも美容品として取り入れられてきました。
    それもここ最近の話ではなく、千年以上です。
    王室という場所では、健康面への配慮も重要です。
    そんな場所で、長年「美の秘訣」として愛用されていることは、ウチワサボテンオイルの実力の裏付けといえるでしょう。

    まとめ

    ウチワサボテンオイルは、次に流行ると注目が集まるオイルですが、その理由は、その希少性と肌へもたらす効能です。
    1年に1度の収穫でしか獲れず、オイルの抽出も手作業で時間がかかる希少性。
    そしてよくあるお肌の悩みの改善が期待できる抗酸化作用と保湿作用の2つの効能。
    刺激性のないオイルなので、肌質を問わず幅広い方が使用できることも特徴です。
    モロッコの王室では、千年以上にわたって愛用されてきた実績もあります。
    美容の分野で注目されているウチワサボテンオイル。
    お肌のケアに悩む方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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