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毛・抜け毛研究所

2018.04.27

  • 薄毛
  • 豆知識

    髪の毛の静電気の原因と対策は?すぐに試せる予防法

    乾燥する季節は、髪がパサついて傷みやすいだけではなく、静電気の影響を受けやすくなります。髪の毛が顔に貼りついたり、浮いてしまったりするのも静電気が原因です。髪の毛へのダメージを減らすためにも、今回ご紹介する静電気対策をお試しください。

    髪の毛の静電気ってどうして起きるの?

    乾燥して傷んでいる髪の毛に起こりやすい静電気。これは物と物同士がこすれて起こる摩擦が関係しています。その摩擦が髪の毛との間で発生し静電気になると、髪の毛がうまくセットできなかったり、浮いてしまったりするのです。

    他にも、体の静電気が髪の毛に影響を与えているケースが考えられます。例えば、静電気が起きやすい素材の服を着ているとき、服と服がこすれたときなどに、髪の毛にも静電気が起こってしまうのです。特に、空気の乾燥や静電気が発生しやすいセーターを着る冬場は、髪の毛の静電気対策を怠らないようにしましょう。

    髪の毛の静電気を防止する方法

    髪の毛の静電気を防ぐために、今日からできる対策をご紹介します。美容や健康の面でもメリットがある方法ですから、ぜひ取り入れてください。

    髪の毛の乾燥を防止する

    パサついてる髪の毛とうるおいのある髪の毛の比較写真
    髪の毛の乾燥を防ぐことで、静電気対策につながります。具体的な方法ですが、お風呂上がりに洗い流さないトリートメントやオイルで保湿をして、髪の毛にうるおいを与えましょう。髪の毛を保湿すると静電気の予防ができるだけではなく、パサつきなどのダメージから髪を守るというメリットがあります。

    湿度が下がらないようにする

    空気が乾燥しやすい冬場には加湿器をつけて、部屋の湿度を40~60%に保ちましょう。自宅に加湿器がない場合は、エアコンの風が当たるところに濡れタオルをかけておく、室内に水の入ったコップを配置する、お風呂上がりに浴室のドアを開けて湿気を室内に送る、などの工夫をしてください。

    水分を小まめに摂る

    グラスにペットボトルの水を注いでる
    体内の水分量が不足してしまうと、乾燥して静電気が起こりやすくなります。そのため、のどが渇いていなくても、水分を小まめに摂るように心掛けてください。一度にたくさんの水分を摂るのではなく、少量の水分を何回かに分けて飲むのが適切です。また、体から水分を排出させてしまうカフェインの摂取は、なるべく控えましょう。

    静電気が起きにくい素材の服を着る

    天然素材の木綿・シルク・麻などで作られた衣服は、静電気が発生しにくいといわれています。静電気が起きにくい服を着て、髪の毛の静電気も予防しましょう。一方、ポリエステル・ナイロンなどの合成繊維、天然素材のウールで作られた衣服は静電気が発生しやすいため、注意が必要です。

    静電気を抑えて美しい髪を保つ方法

    最後に、静電気を抑えて美しい髪を保つポイントをご紹介します。

    ドライヤーはマイナスイオンドライヤーが理想!

    毎日使うドライヤーは、マイナスイオン発生の機能がついているものを選びましょう。マイナスイオンドライヤーは、一般的なドライヤーと比べて乾燥が気になりにくく、髪の毛のうるおいをキープしてくれます。髪の毛にしっとりとしたうるおいがあると、静電気の発生も抑えることができるのです。ぜひ、日々のヘアケアに取り入れてください。

    摩擦を軽減させる

    美しい髪の毛を保つために、髪への摩擦を減らして静電気の発生を予防しましょう。
    セーターを着たりマフラーを首に巻いたりして、髪の毛の摩擦が起こりやすい冬場だけではなく、普段のブラッシングもポイントです。例えば、髪の毛同士が絡まらないように毛先をほぐしてから、少しずつブラシを通すなどの工夫をして髪の毛への摩擦を減らします。

    おわりに

    傷んでいる髪の毛や乾燥しているときに起こりやすい静電気。静電気の予防法としては、室内の加湿、トリートメントやオイルを用いたヘアケア、マイナスイオンドライヤーの活用です。これらの静電気対策を行いながら髪の毛のダメージ緩和につなげ、美しいサラサラヘアを目指しましょう。

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